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ブックマーク / cruel.org (5)

  • 仲能 健児『インドにて』解説

    スーツ族の見たインドなど。 (仲能 健児『インドにて』(幻冬舎文庫, 2003) 解説、2003年10月) 山形浩生 インドの山奥で修行をすると、なんかすごいらしいというのを小学校のときに知ったのが、インドというところにあこがれめいたものを抱いた最初のことだったろうか。その後だったかその前だったか(前だな、どう考えても)、父の友人のインド人家庭にお呼ばれして、とんでもなく辛いカレーをたくさんべさせられて、どうもインドっつーのはすさまじいところらしい、と子供心に思い、そしてある意味でぼくの人生を変えた清水潔『インド・ネパール旅の絵』を読んだのが、あれは受験勉強なんてので図書館にいた中学生の頃。それはインドのバックパッカー旅行の絵日記みたいなで、東京とニューヨークしか知らなかったひ弱なガキだったぼくは、こんな世界があるのか、こことは全然ちがう、あの色と味と日差しに満ちた、こんな不思議な世

    akihiko810
    akihiko810 2017/06/11
    とても傑作なインド・バックパック漫画だった
  • ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について

    ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章 ジャレド・ダイアモンド著、山形浩生訳 目次 日人とは何者だろう? 2003年版エピローグ 訳者コメント 概要 日人の起原については、議論がわかれる。遺伝的な証拠と言語学的な証拠が一致しないのが大きな難点だし、また縄文の狩猟採集社会がちょっと特殊で、やたらに長く続いたことも理由。だが、その展開もおそらく『銃、病原菌、鉄』の環境要因重視でかなり説明ができそうだ。日人の特殊性は、日があまりに地理・気候的に恵まれすぎていたこと。定住した狩猟採集社会でかなりの豊かさを実現できてしまい、初期のヘナチョコ農業などとても太刀打ちできなかった。それが BC400 あたり、中国や朝鮮半島で農業が格的な優位性を獲得した時点で、朝鮮半島から人が稲作などの技術とともに渡来した。その人々やその子孫が縄文人(後のアイヌ)を駆逐して弥生文化をつくり、古墳文化へと

    akihiko810
    akihiko810 2014/09/17
    日本人の起原
  • 学派あれこれ (Schools of Thought)

    古典派以前 古代思想家とスコラ学派 サラマンカ学派 最初の経済学者たち ウィリアム・ペティ卿 (Sir William Petty) と 重商主義者 リチャード・カンティリョン (Richard Cantillon)、ジャック・テュルゴー (Jacques Turgot) と 啓蒙主義経済学 フランソワ・ケネー (François Quesnay) と 重農主義者たち デビッド・ヒューム (David Hume) とスコットランドの啓蒙派 フェルディナンド・ガリアーニ (Ferdinando Galiani) と イタリアの伝統 社会哲学者や評論家たち 古典派 アダム・スミス (Adam Smith) デビッド・リカード (David Ricardo)、ジョン・スチュアート・ミル (John Stuart Mill) と古典リカード学派 T. ロバート・マルサス (T. Robert Ma

  • CUT 1996.02 Book Review まだ見えない「平坦な戦場」としての日常:または、岡崎京子許すまじ。

    ふられて安定しない。だから読む聞く音楽見る映画喰うべ物飲む酒なんでも、全然起伏がないか、変に過敏に迫ってくるかなので、今はいろんな印象をかなり割り引く必要はあるけど、それにしても岡崎京子は許しがたいと思う。 『リバーズ・エッジ』(宝島社)みたいな代物を描いてしまうやつは許せないと思う。 なんだ、これは。この異様な構成力。さりげない物を介したショットのつなぎ。ゴダールみたいなフレーズの挿入。テーマの深み。なんだ、これは。セイタカアワダチソウの生い茂る、おれの多摩川の河原みたいな川っぷち。そこで棒で殴り殺したネコ。川崎側の対岸下流に見えた、石油化学工場のガス抜き炎と煙。流れ込むどぶ川の淀み。昔住んでた砧の団地。なんだこれは。自分の風景と共鳴するこの感じ。向こうで起こってる話を外から観ている感じじゃない。まるっきしの映画。この、目玉のまわりにページが巻き付く感じ。なんなんだ。 今の精神状態の

  • 経済思想の歴史:トップ

    経済思想史ウェブサイト日語版:new school の HET ページの翻訳。経済思想の歴史について、古代から現代まで情報やリンクを集めたサイトなんめり。学生や素人で、経済学について歴史的な流れを理解したい人たち向けのサイトだが、中身的にはそこらの専門書より視野が広くて高度だったりするぞ。

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