カウンセリングでも、 問題解決でなく、「聞く」ということ インタビュアーであり作家でもある尹雄大さんが、「インタビューセッション」という取り組みを始めたのは、今から約5年前。ある人から「仕事でちょっと思い悩んでいることがあるから整理をしたい。インタビューをしてもらえないか」と、依頼されたのがきっかけだったという。その後、その人の友人や、そのまた友人からと依頼が続く。そうやって、カウンセリングでもなければ、問題解決を目的にもしない、ただ話を聞くという「インタビューセッション」が生まれた。 時間は90分間。セッションを受ける人は、尹さんを前に座るか、一緒に歩きながら、ただ語るだけだ。初めて顔を合わせる人に話すには、決して短い時間ではない。私自身、セッションを受ける前は、90分間も話ができるだろうかと思った。しかし、始まってみると、気がつけば、終了時間間近まで話し続けていた。 「話す人は、自分の
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