高品質を生み出す「両リブ」 高品質への徹底した“コダワリ”――。それを最も象徴しているのが「両リブの採用」だ。多くのDVD-Rメディアが記録面にしかリブを設けていないのに対して、森メディアではレーベル面にもリブを設けている。これによって反りが少なく(平面に近い)、記録メディアとして理想的な物理特性を獲得しているのだ。 DVD-Rは1枚の基板から製造されているわけではなく、0.6ミリの基板を2枚張り合わせる構造となっているが、2枚の基板をまったく同じ物理特性で製造することは非常に困難。そのためにリブがそれぞれの基板が持つ誤差を吸収し、反りを押さえる役目を持っている。しかし、価格競争が進んだことによってレーベル面のリブは省かれる方向に進み、結果として記録面だけにリブが残ったため、2枚の基板がそれぞれ異なる反り角をもったまま張り合わされて製品化される、という状況になっている。 「リブが記録面だけ