今年2月頃から、韓国・朝鮮人が多く住む東京の新大久保や大阪の鶴橋などで、人種や民族、宗教などをおとしめたり、それらへの差別をあおったりするヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ばれるデモが頻繁に行われています。一方、そうしたデモに対抗するカウンター(対抗)行動の勢力も増大してきて、両者の対立が激化しています。 ヘイトスピーチのデモは、在日韓国・朝鮮人の永住権などを許さないと主張する「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を中心に行われています。「朝鮮人を殺せ」「ガス室にたたき込め」といった過激な罵倒や挑発の言葉を繰り返し、デモや集会の様子はネットの動画で発信され、差別感情をあおり立てています。 諸外国には、こうしたヘイトスピーチや差別に対する法規制がありますが、日本では事実上、野放し状態にあります。そのため、市民の間から湧き上がる形でカウンター行動が出てきたのです。 差別反対で「東京大行進」 たと
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