東京・新宿駅南口に1日約1600便が発着する日本最大のバスターミナル「バスタ新宿」が4月に開業したことで、これまで、同駅周辺に点在していたバスの乗降場はその役目を終えることになった。 ヨドバシカメラ新宿西口本店横にある「新宿高速バスターミナル」も8日、最終便となる午後10時25分発の松本行き臨時便の出発で45年の歴史に幕を下ろした。 同ターミナルは1971年に開業。「バスタ新宿」が出来るまでは、長野県松本市や甲府市などに向かうバス約300便が連日、ここから出発した。特に、特急列車の直通運転がない長野県飯田市に向かう人にとっては東京の玄関口となってきた。 最終便の出発にはバスの愛好家や「バスタ新宿」の福島八束所長が駆けつけ、見送った。最終便の運転手に花束を渡した高速バスマーケティング研究所の成定竜一代表(44)は「ここでのアルバイトでバスと出会ったのが私の原点。そのバスターミナルが役目を終え