国務長官来日 再確認された日米の強固な絆(4月18日付・読売社説) 東日本大震災への対応をめぐる日米両国の強固な連帯が、改めて確認されたと言えよう。 クリントン米国務長官が来日し、菅首相や松本外相との会談で、大震災の復興について「揺るぎない支援を約束したい」と強調した。菅首相は「米国の支援を永久に忘れない」と述べ、謝意を表明した。 外相共同会見には、米倉弘昌日本経団連会長とトーマス・ドナヒュー米商工会議所会頭も同席した。日本の復興に向けて、官民一体で協力することで合意した。 米側はこれまで、最大2万人による米軍のトモダチ作戦に加え、物資援助、原子力専門家や救援チームの派遣、ロボットの提供など、幅広い支援を実施している。 原子力発電所の事故では、より厳しい見方をする米側と日本側との間で激しい議論もあった。だが、そうした応酬も含めて、日本側は「困った時の友が真の友」という言葉を思い起こさせられ