FMヨコハマは18日、横浜市磯子区の円海山から大山の秦野市側に送信所を移設し、24日午前5時から本放送を始めると発表した。周波数は従来通り84・7メガヘルツを使用する。開局25周年記念事業の一環で、都市部での高層ビルの増加などに伴い県内の一部で生じていた難聴地域の解消を目指すとともに、災害時の情報発信を強化していく。 大山山頂近くの高さ約1200メートルの地点にアンテナを設置した。横浜市内最高点の円海山(153メートル)に設けていた既存の送信所は予備送信所として運営する。出力は従来通り5キロワットで、県内全域と近隣1都7県の一部をカバーする。 1985年12月の開局以来、川崎市、横浜市北部、県央の一部で地理的条件が原因で電波が届きにくい難聴地域が発生していた。都市部では高層ビルが相次いで建設されたことでこうした地域がさらに拡大。人口増に伴い難聴人口も増加したことから早期の解消が急務とな