日本のブラジル人学校に通う子どもが12月からの2カ月間で約4割減ったことが27日、文部科学省の調査でわかった。不況で親の収入が落ち込んだためとみられる。やめた子の4割はブラジルに帰国したが、どこにも通わずに自宅で過ごしている子も25%いた。 文科省によると、08年12月1日時点で全国に90あったブラジル人学校は、2月2日時点で86校に減った。今回の調査には58校が回答。それによると、日本では就学前の年代に当たる子が12月の1330人から2月には600人(55%減)に、小学生の年代が4406人から2778人(37%減)に、中学生が637人から503人(21%減)に減少。全体で39%減った。 詳しい回答に応じたのは42校で、やめた子の内訳をたずねたところ、帰国した子が42%、日本の公立校へ転入した子が9%。日本にとどまり、自宅で過ごしている小中学生は25%いた。ブラジル人の子でも日本の公立