財政再建団体の北海道夕張市は、不要となった市有財産を売却するインターネットオークション第2弾の入札参加を受け付けている。今回は「昭和レトロ」をテーマに「赤胴鈴之助」や「市川雷蔵」のメンコ、ちゃぶ台など57点を出品、29日に開札する。 夕張市選出の元道議、故石川十四夫さんが市に寄贈した懐かしの秘蔵品で、メンコのほか、美空ひばりのSPレコード付きの手動蓄音機、旧日本軍の戦闘機のものとされる木製プロペラなどがファンの人気を集めそう。 担当者は「一風変わった楽しい品ばかりで既に問い合わせが殺到している」と話す。市は16日まで入札の参加を受け付ける。 財政再建策の一環として昨年9月に実施された第1弾では、旧北海道拓殖銀行夕張支店の看板や市長公用車などが売却され、落札総額約900万円は一般会計に繰り入れられた。入札参加方法は夕張市のホームページに掲載している。