今日4月25日、デビュー50周年を迎えた山下達郎(72)。50年の間には、音楽を取り巻く環境もさまざまに変化した。一方、山下は今もレコードをリリースし、30年以上続く自身のラジオ番組ではハガキでリクエストを募集する。音楽だけではなく、落語や文楽をはじめ、「歴史の試練に耐えてきたもの」への愛着が深い。変わりゆく世の中で重要なことは、「じゃあ自分はどうするのか」だと語る。自身は文化の移り変わりをどう見つめ、歩んできたのだろうか。(取材・文:真保みゆき/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) インタビュー終盤、ポケットから取り出して見せてくれたものがある。何の変哲もない黒いガラケーだ。 「通話はいまだにこれで通してます。スマホも持ってはいて、一応2台使い。スマホはもっぱら検索用で。SNSとか一切やってませんので。ガラケーがいいのは、独自のサーバーでセキュリティーが安全なところ。嫌なんです
