アメリカに馬はいなかった? かつて北アメリカには、ウマはいなかったと思われていた。15世紀にヨーロッパ人がウマを持ち込んだことによって、はじめて北アメリカにウマがもたらされたというのである。 それに疑問を持ったのが、アメリカの古生物学者であったオスニエル・チャールズ・マーシュ(1831~1899)であった。
勉強や仕事にPCやタブレットを使うことが当たり前になりつつありますが、これらのデバイスにはYouTubeやX(旧Twitter)、ゲームなどさまざまな誘惑が存在するため、やらなければいけないことを後回しに娯楽に興じてしまったという経験は少なからずあるはず。そんな誘惑だらけの世界でサクッとタスクに集中したい時に使えそうなツールが「oneminutefocus.com」です。 oneminutefocus.com https://oneminutefocus.com/ 脳科学や神経科学分野の研究で、人間が視覚に集中すると、脳がタスクにより集中できるようになることが明らかになっています。 アメリカの神経科学者であるアンドリュー・フーバーマン博士によると、人間の視覚システムは認知的集中力やパフォーマンスと深く結びついており、視覚的な注意を一点に絞ると、神経化学物質を放出する脳回路が活性化され、注意
SORA-Q【公式】月に降りたった世界最小・最軽量の月面探査ロボットになりました! @SORAQ_official SORA-QはJAXAとタカラトミーが開発した超小型の変形型ロボットです🤖 なんと直径は約8cm!!質量は約250g!! 小さなボディにタカラトミーのおもちゃ作りのノウハウとロマンがぎゅっと詰まってます😊😊 pic.twitter.com/Rod326nIYp SORA-Q【公式】月に降りたった世界最小・最軽量の月面探査ロボットになりました! @SORAQ_official JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学の4社共同開発によって生まれた、超小型の変形型月面ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」の公式アカウントです。玩具開発によって培った技術を活かして、月面でミッションを行いました。 ※なりすましアカウントにご注意ください。 ※お問い合わせに関する返答は
そもそも「量子もつれ」や「量子テレポーテーション」とは何か?そもそも「量子もつれ」や「量子テレポーテーション」とは何か? / Credit:Canva . ナゾロジー編集部通信における長距離の情報伝達は、セキュリティが非常に重要です。 従来の通信方法では、情報を2種類の信号(1と0)で表現し、これを電線や光ファイバーを通じて目的地に送信しています。 しかし、量子力学の原理を通信に導入することで、量子ビットを増やすごとに、使用可能な信号パターンを2種類から増やし、より多くの情報をより高速かつ安全に送ることが可能になります。 その代表的な方法が「量子もつれ」を使用した「量子テレポーテーション」です。 量子テレポーテーションでは、量子もつれの状態にある粒子を用いて、一方の粒子に何らかの操作を行うと、もう一方の粒子に即座に影響が現れるという量子力学の特性を利用します。 ただ、多くの人にとっては言葉
事故や病気など、さまざまな要因で上肢を失った人が装着する義手は、指の細かな動きまでは再現できないのが普通です。しかし、スウェーデンのヨーテボリ大学をはじめとする研究チームが、肘から先を失った患者に対し、神経や筋肉に電極を埋め込むことで、患者が思い通りに指先を動かすことができる画期的な義手の開発に成功しました。 A highly integrated bionic hand with neural control and feedback for use in daily life | Science Robotics https://www.science.org/doi/10.1126/scirobotics.adf7360 Bionic hand merges with user's nervous and skeletal systems, remaining functional
体重を身長の2乗で割って算出されるボディマス指数(BMI)は、人間の肥満度を表す体格指数で、数値が高ければ高いほど糖尿病や高血圧、脳血管障害などのリスクが高まると考えられています。しかし、BMIには「計算に体脂肪の量を含めていない上に、年齢や性別、人種などさまざまな健康に与える要因を無視している」との指摘があり、ハーバード大学医学部のファティマ・スタンフォード氏はBMIに代わる新たなシステム「エドモントン肥満病期分類システム(EOSS)」を導入することを推奨しています。 Why BMI is flawed — and how to redefine obesity https://www.nature.com/articles/d41586-023-03143-x BMIを算出する際には、体重をkg単位で計測し、身長をメートル単位で2乗した数で体重の数値を割ります。例えば、「体重70kg、
科学者は政策形成にどう貢献しているのか?――公衆衛生における「科学-政策インターフェイス」について 鈴木基 感染症疫学、国際保健学 科学 はじめに 「科学-政策インターフェイス(science-policy interface)」という言葉があります。科学技術の急速な発展に伴って社会的課題は複雑化しており、何が問題なのかを正確に理解して解決策を探るには、科学者の協力が不可欠です。一方で、様々な利害関係を調整することが求められる政策形成の過程においては、科学的に正しい見解が必ずしも社会の最適解であるとは限りません。科学-政策インターフェイスとは、政策過程で科学者と政治家や行政官の活動が交わる境界域のことであり、新型コロナウイルス感染症の対策を巡って専門家と政府が協力と対立を繰り広げたのも、まさにそのような場所だったと言えるでしょう。 前回の論稿(「公衆衛生政策における介入の基準設定について」
量子ドットの創製により、開発者たちは2023年のノーベル化学賞を受賞したが、この発明は物理学賞の候補にもなりうるものだった。このナノテクノロジーの小さな要素は、そのサイズが特性を決定するほど極小であり、今日では多くの有用かつ実用的な用途に使用されている。 この賞は、米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあるマサチューセッツ工科大学(MIT)のMoungi G. Bawendi氏、米国ニューヨーク州ニューヨークのコロンビア大学のLouis E. Brus氏、米国ニューヨーク州ニューヨークのNanocrystals Technology社のAlexei I. Ekimov氏に贈られた。 2023年のノーベル化学賞受賞者たちは、量子現象によって特性が支配される極小の量子ドット粒子の作成に成功した。ここ数年、この極小の物体はナノテクノロジーの分野でますます重要なものとなっており、他の分野にも進出して
日本と言えば、少子高齢化の問題があるのは誰もが知っています。 裏を返せば、医療レベルが向上しているという事実が大きいです。寿命が延びても、体は間違いなく老いていきます。血管も、そして脳も・・・ というわけで、今回は最近の認知症の状況*1についてを見ていきましょう♪ 認知症減少? 「原因はわからん」 医療の発達? 大学進学率と認知症 脳を刺激しよう 認知症減少? 日本ほどではないにしても、アメリカでも少子高齢化が進んでいます。 高齢者が増えると、当然、がん患者が増えたり、血管系の病気も増え、さらには認知症も増える・・・はずですね。 ところが、最近の研究*2を見ると面白いことがわかります。 米国:認知症は減少中 実は認知症は減少中で、2000年と2016年で65歳以上の認知症患者の割合を見ると、30%も減少しているのです。 そして、同じことが日本でも言われています。 東京大学の研究*3によると
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中学生が習う6つの岩石「覚えられない」のは暗記教育のせい…?学者も反対した「過去のモデル論」のほうが圧倒的にわかる「納得の理由」 私たちが暮らす地球、その大地の性質を「地質」といい、これを研究する学問が「地質学」です。地球はおもに、マントルなど基礎をなす部分に多い「橄欖岩(かんらんがん)」、海洋の近くで多く見られる「玄武岩」、大陸をなす「花崗岩」の三つの石でできているといいます。 中学校の理科では、6種類の代表的な鉱物を習います。テスト前にこの6種の岩石の名前を覚えるの苦労した方もいるのではないでしょうか。今回は、この中学校で習う「六つの代表的な石」を取り上げ、石の成り立ちにまつわるお話をお届けします。 *本稿は、ブルーバックス『三つの石で地球がわかる』の内容を再構成してお送りします。 中学校の理科で習う六つの石 中学校の理科では、少なくとも次の六つの石の名前を覚えることになっているようで
地質学の研究は、地球が歴史上何度もの大量絶滅を繰り返してきたことを明らかにしている。 近年、気候変動によって私たちの生活は変わり続けている。この時代、私たちが何をするべきなのか、磯﨑行雄氏にお聞きした。取材時は、非常に繊細な温暖化のお話をファクトと仮説を丁寧により分けながら、時にデータを元に丁寧に語っていただけた。ぜひ、最後までお読みになっていただきたい。 磯﨑行雄:理学博士。1978年大阪市立大学理学部卒業。山口大学助手、東京工業大学助教授を経て、2000-2021年 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻教授。2007年アメリカ地質学会フェロー、日本地質学会賞。2019年日本地球惑星科学連合フェロー。現在:東京大学名誉教授、大学院総合文化研究科特任研究員。磯﨑:チバニアンってご存知ですか? -チバニアン? 磯﨑:「国際標準模式地」と呼ばれる、ある地質時代を代表する模式的な地層が観察で
Jenny McGrath,Marianne Guenot [原文] (翻訳:仲田文子、編集:井上俊彦) Oct. 06, 2023, 10:30 AM サイエンス 65,770 「ジーランディア」は数百万年前に超大陸ゴンドワナから分離し、その後、海中に沈んだと考えられている。 海中の大陸を研究するのは困難なことだが、研究者たちは完全な「ジーランディア」の地図が完成したと発表した。 ジーランディアの地質を研究することは、超大陸がどのように、そしてなぜ分裂するのかを解明する助けとなる。 長年にわたる研究の末、研究者チームがついに「ジーランディア」の地図を完成させた。この地図は、失われた大陸の神秘的な過去の秘密を解き明かすのに役立つだろう。 ジーランディアは「第8の大陸」と呼ばれることもある。その面積はオーストラリア大陸の約半分に相当する500万平方kmに及ぶ。 しかし、その95%は何千年もの
コミック・ストリップ(新聞、雑誌に掲載される複数コマのマンガ)の描き手であり、“Piled Higher and Deeper”(『PHDコミックス』http://phdcomics.com/comics.php)を18年以上描きつづけている。この作品のウェブサイトは、2008年以降で累計5000万以上の閲覧回数を、年間読者数は700万人を誇る。作品はニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、アトランティック、サイエンティフィック・アメリカンなどの紙誌にも掲載されている。スタンフォード大学でロボット工学のPh.D.を取得し、カリフォルニア工科大学で教員を務めていたこともある。 僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない バックナンバー一覧 「この本は、まちがいなく買いだ」。竹内薫氏絶賛の1冊『僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない』。本書は、「宇宙は何でできてるの?」「ビッグバンの時には何が
国立科学博物館(東京都台東区)で実施されている特別展「海 ー生命のみなもとー」の入場料が割引になるチケットが、免許証に似せた、個性的で手の込んだ作りから「おもしろすぎる」と注目を集めています。 「魚の免許証風割引カード」が配布されています(画像はTwitterアカウント特別展「海 ー生命のみなもとー」より) 「魚の免許証風割引カード」は8月1日から「アトレ上野」「エキュート上野」など上野駅周辺の施設で配布されている割引券。オンラインチケットを販売するARTPASSで使えるコードが記載されていますが、割引券としてよりもコレクションカードのように集めたくなりそうなほど見た目が印象的です。 カードはカツオ、シイラ、マンボウ、シーラカンスの4種類。「免許証風」なので証明写真と合わせて「使用条件」「種類」といった情報が記載されており、例えばカツオには「生息域は世界中の温帯~熟帯域 初鰹は春から初夏に
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