■[comic]「白痴でいること」は不幸なのか、それとも幸福なのか 23:27 気になっていた『GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)』(相田裕 / 電撃コミックス)を、既刊の5巻まで一気に読む。 作風からして、ちょっと「女性の感想」を聞きにくいマンガ。アタシのようにヒネたオンナはともかくとして、一般の女子がこれをどう読むのか、すこし気になる。 物語の舞台は、イタリア。 テロリストの台頭などにより、治安維持に頭を悩ませている国の組織「社会福祉公社」は、大儀のため、あるいは必要悪として、少女たちを「殺人のスペシャリスト」に育て上げている。身体になんらかの障害をもった少女たちは機械の体に改造され、担当官(という名の管理者)の命令に従順になるよう、「条件付け」と呼ばれる洗脳をほどこされる。そうした少女たちは「義体」と呼ばれ、銃を持ち、日夜「テロ鎮圧」「要人暗殺」などの殺人を、
先日、チェコ総合情報誌『CUKR(ツックル)』編集長・梶原さんに、いっこ、チェコ料理を教えてもらいました! 大塚「あのー、私、チョコ料理って言われても、どんなものかイマイチ想像がつかないんですが…」 梶原「うーん、そうですね、基本はジャガイモです」 「イモですか」 「チェコ人が日本に来て、ゴハンとオカズが出て来ると、『なんでイモがないの?』ってきかれます」 「ああ、つまり、日本人の『お米』みたいな感じで、イモを食べていると…」 「そうですねえ」 「しかし…今回、『ブランボラーク』って料理を作ろうとしてるワケですが、こんな簡単な材料でいいんですかね?」 買い出しに行って、梶原さんがカゴに入れたのは、これだけ。 「ジャガイモ、ニンニク、赤ピーマン…」 「あとはウチの冷蔵庫に入ってるもので、なんとかなります。本当はハーブなんかも入れるんですけど、今回はナシってことで」 そんなわけで、まずはジャガ
事件そのものについては別に言いたいことはない。 ブログで「毒殺日記」をつけていたのは現象面での新しさにすぎず、ある意味では「ありふれた」少年犯罪であるだろうと思うし。 私が気になるのは(メディア論的な言い方をすれば)事件の「受容空間」の変質とでも言うべきものだ。 マスメディアの報道も、ネット上での消費のされかたも、おおむね相変わらずだが、そのなかで引っかかった(というか軽く衝撃を受けた)のは、極東ブログの次のエントリだ。 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/11/post_42ce.html これ自体は鋭い文芸批評のように「おもしろい」――不謹慎な言い方かもしれないが――読みではないかと思う。 また、この読みの内容について、どうこう言いたいわけでもない。 内容はどうであれ、こういう「おもしろい」読みが提示されることによって
極東ブログ: 母親毒殺未遂高一少女事件の印象 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/11/post_42ce.html 極東ブログの静岡の母親毒殺未遂事件の記事に対して、医学都市伝説が反応。 医学都市伝説: クセナキスと精神医学(1) http://med-legend.com/mt/archives/2005/11/post_695.html ブログを通じて独自の姿勢から鋭い論評を展開しておられる「極東ブログ」では、そういう情報アクセスの疎外形態を批判するような安易な姿勢ではなく、この事件が自らの心象世界に落とす影を検証するというかたちでこの出来事を理解していこうとしておられるようである。しかし、正直いってその記述と考察は何一つ私には理解できない。メダルト・ボスを引いておられる理由もさっぱりわからない(*)。自分自身の教養
2005年11月04日 クセナキスと精神医学(2) [ニュース] 酔っぱらって思いつきを書きはじめ、まとまらなくなって「後は明日」と逃げると、翌日実に困ったことになる、というのを実感しつつ、承前。 宇宙空間プラズマ物理学者のナカムラ氏は、そのサイト「極端大仏率Returns!」の中で次のように書いておられる(31.Oct)。「この世でもっとも難しいピアノ協奏曲はクセナキスの『シナファイ』」で、「この曲はなんと、16声ものパートを一人で弾かなくちゃならん(人間の指は10本しかない!)難曲で、最後の方のソロパートでは10段もの楽譜になっている」とまず前ふりし、それから以前の記事について言及しておられる。 その内容は彼自身の要約によれば「音楽家はみんなにその仕事の真価を理解してもらえるのに、物理学者は専門知識のある一部にしかわからないようなことをやってるので寂しいよう、という話」ということなの
2005年11月03日 クセナキスと精神医学(1) [ニュース] 妙な題名で申し訳なく、おまけにカテゴリーが「ニュース」になっているが、間違いではない。最近報道された「母親毒殺未遂事件」に関して、少々感想を書こうというわけ。といって、あの一般的にはかなり奇妙な印象を残す事件そのものについて、何か特別な意見を持っているわけではなく、ああいう出来事に対する世の中の反応をネタにして、自分の専門家としての有り様を反省してみようというのである。 そもそも私はあの事件から感じた衝撃の一番のものは、何といっても「伊豆の国市」という名前の自治体が存在するという事実であった。ありえんぞ、そんなネーミング。あの名前を前提にすれば、何でもありかなと思うので、手段はなんであれ、思春期後期の女性が母親を殺そうとした事件というのは、昔から時には起こっている不幸な出来事という、はなはだ無味乾燥な事実認識を残すだけ。「
事件の呼称としては、母親毒殺未遂高一少女事件となるのだろうか、四十七歳の母親に劇物のタリウムを摂取させ殺害しようとした容疑で、十月三十一日、静岡県伊豆の国市の高校一年生女子生徒が逮捕された。彼女は服毒自殺を試み十月二十一日に入院し三十一日に退院しているので、逮捕はそれを待ってのことだと思われる。現在容疑は否認している。 昨日のニュースでは、彼女がブログに母親の容体の変化を記録していたことが十一月一日時点でわかったともあった。ブログということなら、サーバーで情報を封鎖しても少し調べるならキャッシュなどである程度わかるだろうし、この手の事件は早々にネットワーカーが調べ上げるだろう。案の定、すぐにわかった。が、私は奇妙な違和感をもった。 ブログというは楽天日記だった。楽天日記は中学生などお子様やアフィリエート奥様、つまりCSSなどチューンできない非技術系のブロガーが多く、そのせいか政治議論なども
最近、コンビニで、「濃い味」を前面に押し出したスナック菓子をやたらと見かける。 先日、Bitでご紹介した別添の粉をふりかける亀田製菓の「シャカシャカハッピー」はじめ、近所のローソン1軒だけで「濃厚カール めっちゃえび味」(明治製菓)「ポテトチップス コンソメWパンチ」「ポテトチップスWのり」(ともにカルビー)「コイーの のり塩」(湖池屋)「濃厚ムースポッキー カスタードフォンデュ」(グリコ)と、ズラリ。 いったいなぜ、「濃い」のがブームなのか? 「健康」ブームの反動だったりするのか? カルビーによると、「コンソメWパンチ」は、2003年11月に“コンソメパンチ発売25周年フェア”の企画専用商品として、期間限定発売した後、“お客様の強い要望”に応える形で、2004年3月にコンビニエンスストア限定で再発売。また、「Wのり」は、2005年11月28日から関東地区及び静岡県の地域限定で、コンビニ限
◆メガネっ娘萌えのルーツを探る ※本稿では作品の年代は確認できた資料によってコミックス奥付の日付と雑誌連載開始を混在させているため、厳密さには欠ける事をお断りします。また、本稿全体が網羅的に調査した結果に基づくものではなく、印象的な一部の作品からのピックアップや当時の記憶に頼った不正確なものです。不備や勘違いがあればどしどし指摘してください。むしろ、これをたたき台にして誰か他の方がより緻密で高度な研究をしてくれる事を期待します(正直、私の手には余るので)。 また本文中では敬称を省略し、作品タイトルなども通じると判断したものについては正式名称ではなく、略称・通称を用いています。 ●序 事の起こりは『アニレオン!』3巻執筆時に「メガネっ娘萌え」のルーツを調べた時に感じた疑問である。 典型的な(悪く言えば工夫のないステロタイプな)メガネっ娘キャラというのは、おおよそ三つの類型に分類する事が
今世田谷文学館で開催されている「岡崎京子展」、2月の1日に行ってきました。 http://www.setabun.or....
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