『週刊モーニング』で連載中の、うえやまとちの『クッキングパパ』(コミックス85巻まで)。 作品に登場する料理は、絵だけ見ると、内臓や猟奇的何かに見えかねないにもかかわらず、なぜか劇中では「美味そう」なのが、以前から不思議だった。 「美味そう」に見せる手法は、料理を見た人たちの「おお〜」「ほほう」「うわっ」「うほーっ」といったリアクションや、食べた瞬間の背景の稲光、レシピ中のパパ自身の自画自賛コメント「ウマイゾッ!」などにある。 だが、何より大きいのは、料理に添えられた「ホカホカ」などの、太く大きな描き文字ではないだろうか。 友人のマンガ誌編集者も、 「いつも“ホカッて”る擬態語・擬音語は、うえやまとち先生の発明。水島新司大先生の定番、観衆の『ワーワー』に並ぶ傑作」と言っていた。 そこで、クッキングパパ1〜30巻を対象に、擬音語擬態語のパターンを調べてみた。 私のイメージでは、「ホカホカ」が
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