多彩な機能を搭載するスマートフォンやタブレット端末の売上高が増加する一方、音楽プレーヤやカメラといった、単一の機能しか備えない携帯型電子機器は、今後少なくとも5年ほどは低迷が続くとみられる。 米国の市場調査会社であるIHS iSuppliは、「現在、タブレット端末やスマートフォンといった多機能の携帯型電子機器の売上高が急激に伸びているが、これは、単一機能の携帯型民生機器の需要を犠牲にした上で実現している」と指摘する。同社によれば、MP3プレーヤやデジタルスチルカメラといった単一機能の民生機器の売上高は、今後、少なくとも2015年までは低迷が続く見込みだという。 IHS iSuppliは、「スマートフォンとタブレット端末の出荷台数は、2010~2015年にかけて、それぞれ28.5%と72.1%の年平均成長率(CAGR)で成長する」という。一方、簡易型ナビゲーション機器(PND:Portabl
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