「ダグラス・サーク」という名を初めて耳にしたのは「パルプ・フィクション」の「ダグラス・サーク・ステーキ」である、という人は、自分と同年代には結構多いのではないかと思う。その時はもちろん、それが俳優の名であるか監督の名であるかもわからぬ次第で、しかしその後に映画を体系だって遡っていくと色々な監督の関連作として結構な頻度で耳にする名前ではあった。 いつかはまとめて観たいなぁと思っていたところに、自分の通勤圏内のやや大きめの某レンタルチェーンに、2007年発売のボックスセットの7作品全てがあるとわかり、まとめて鑑賞。その以下に感想を。 ■僕の彼女はどこ?(1952) 所謂「人生やりなおせたら」系のコメディで、箱庭的な郊外のとある町を舞台に、チャールズ・コバーン演じる金持ちのお爺ちゃんが大活躍する「年寄り無双」映画。このボックスセットの作品の中ではトーンがやや異なるが、コメディが本職だったのではな
![メロドラマの巨匠:ダグラス・サーク諸作品を鑑賞 その1 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/50e59de98fb50dd0e4d26227c31085b0d39a6e4e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FD%2FDirk_Diggler%2F20130428%2F20130428104422.jpg)