「きっと次に来るのはSYSTEM-100だよね」と予想していた人も少なくないと思いますが、8月27日、Rolandより、新たなソフトシンセ、「SYSTEM-100 PLUG-OUTソフトウェア・シンセサイザー」がRolandのオンラインショップであるRoland Content Storeにて25,920円でのダウンロード販売が開始されました。 SYSTEM-100は、もともとRolandが1975年に発売したセミ・モジュール式のモノフォニックのアナログ・シンセサイザー。その40年前のアナログ回路をRolandが持つACB(Analog Circuit Behavior)という技術によってソフトウェア的に忠実にシミュレーションして復活させたのが、今回の「SYSTEM-100 PLUG-OUTソフトウェア・シンセサイザー」なのです。さっそくインストールして使ってみたので、これがどんなものなの
薄々感づいてはいたけれども、いわゆる「パソコン」があまり売れていないらしい。パソコンと聞いて何を思い浮かべるかは人それぞれあるだろうが、私の場合、「PC=Personal Computer」とはある程度のサイズのモニターと物理的なキーボードを備え、DTPやDAWのソフトがストレスなく扱えるデスクトップ型とノート型のことを指す。 しかし、「タブレットPC」という言葉も一般に流布しているくらいだから、もはやタブレット型もPersonal Computerの範疇に入れてしかるべき時代なのかもしれない。なかにはタブレットPCで映像編集などをしてしまう人達もいるのだろう。実際、最初は「どうなんだ?」と訝しがられていたこのタブレット型が、いまやびっくりするほどの勢いで売れているという。 だから、「最近、パソコンがダメでね……」と嘆いている人達は、私と同様、デスクトップ型とノート型をパソコンと認定してい
これから書く文章の中には、読者のみなさんにとって、不愉快に感じられる箇所があるかもしれない。そのことをお許し願いたい。 わたしは大学を卒業していない。入学したが、わけあって大学を離れた。親や友人との交際も絶って、肉体労働をしながら、小さな小さな世界で生きた20代だった。 20代の終わり頃、腰を痛め、肉体労働もできなくなった。妻子とも別れ、養育費を送る身だったのに、金を稼ぐ術を失った。おまけに、ひどいギャンブル依存症になっていた。つてをたどり、やれる仕事は、他人にはいえないようなものでもやった。その一つが「女衒(ぜげん)」だった。簡単にいうなら、売春の斡旋である。 インターネットなどなかったから、三流夕刊紙に、内容をほのめかした広告を出す。男たちが電話をかけてきて、その男たちに女の子を紹介する。そんな、ヤクザがやっている商売の一番下っぱの仕事をした。わたしは、もっぱら新大久保のラブホテルに女
――マツコ・デラックスが、一体どんな道のりを経て今のポジションにいたったのか、テレビを見ているだけではあまりわからない。女装家・コラムニストとして世にデビューした直後から現在までのインタビューや執筆原稿から、彼女の人物像を分析し、今後の展開を予想する。 ■「Badi」編集部に出たり入ったり ドラァグクイーン時代 もともと80年代のアイドル好きで「女性歌手になりたい」という強い願望を持っていたマツコは、「豪華な衣装を着てバーティーを盛り上げるドラァグクイーンを見た時、“これだ!”と思った」そう。「Badi」退社後はしばらくドラァグクイーンとしての活動がメインだったそうだが、その低収入(月10万円ほど)が原因で、「消費者金融がなかったら餓死していた」とさまざまなインタビューで語っている。 「サービスって、アタシの永遠のテーマなんです」 『アタシがマツコ・デラックス!』(ソニー・マガジンズ/02
麿赤兒が語る『白馬舞踏合宿』舞踏家・麿赤兒率いる大駱駝艦の『舞踏合宿』。毎年夏、長野県白馬村で開催する合宿には、日本全国はもちろん世界中から参加希望者たちが集まります。彼らはどんな動機で参加し、何を得ようとしているのか……。ここでは、主宰の麿赤兒さんにインタビュー! 合宿の経緯と参加者たちの変遷、その狙いについてお聞きしました。 Q:毎年恒例となっている大駱駝艦の夏合宿。 そもそも、合宿を始めたきっかけは何だったのでしょう? 麿>最初は遊びでした(笑)。“夏だから海水浴にでも行こうか”という感じで、みんなで海に行って泳いだり……。でもやっぱりそれだけじゃつまらなくて、海岸を走ってみたり、何となく稽古をやり始めた。だから、当初は内輪のメンバーだけ。 一般から人を集めて合宿をしだしたのは、70年代のはじめから。下田の山の方にある剣道場を借りて、そこは10年くらい続きましたね。その次は長野の木曽
尾道自由大学校長。「神社学」教授。1972年東京生まれ。学生時代より世界中を旅したことで日本の魅力に改めて気づき、温泉と神社を巡る日本一周を3度実行。日本の魅力を再発見していく中で、とことん神社に心を奪われる。これまでに参拝した回数は1万回以上。自由大学にて教鞭をとる「神社学」は、初心者にも「わかりやすい」「面白い」と好評で、毎回満員の人気授業となっている。2013年には「尾道自由大学」を開校し、校長に就任。また、雑誌「ecocolo」や書籍を発行する出版社の代表を務め、現在はイマジン株式会社代表として、五感に響く出版、イベント、広告などのプランニングや、社会貢献プログラムなど様々な活動を展開している。神社検索アプリ「THE神社」を企画・制作・運営するなど、神さまのいるライフスタイルを提案することで、生きる希望を広めることを使命としている。 日本の神さまと 上手に暮らす法 ― 神さまのいる
by GlobalTradeWatch 「アジア太平洋地域において高い自由化を目標とし、非関税分野や新しい貿易課題を含む包括的な協定」として現在12カ国で交渉が行われている環太平洋パートナーシップ(TPP)協定。その交渉の最終段階として、ハワイで閣僚会合が始まりましたが、TPPで著作権に関する決まり事が変わることで、コンテンツへのアクセシビリティが大きく損なわれると電子フロンティア財団(EFF)が懸念を示しています。 TPP Undermines User Control and That's Disastrous for Accessibility | Electronic Frontier Foundation https://www.eff.org/deeplinks/2015/07/tpp-undermines-user-control-and-thats-disastrous-a
戦場で飢餓状態に陥った田村は、朦朧とする意識の中で戦友から不思議な肉を与えられる。この肉のお陰で田村は命拾いするが、それはこれまで一度も口にしたことがない奇妙な味の肉だった。戦友は「ジャングルで捕まえた猿の肉を干したものだ」と笑って説明するが、田村はジャングルで猿を見かけたことがない。その代わり、戦場には日本兵の死体があちこちに散乱していた。田村は自分が口にした肉の正体に気づき、また自分もやがて戦友の食料にされてしまうのではないかという激しい恐怖感に襲われる。大岡昇平原作、塚本晋也監督&主演作『野火』は、世にも恐ろしい禁断のグルメ映画だ。 原一男監督の『ゆきゆきて、神軍』(87)や松林要樹監督の『花と兵隊』(09)などのドキュメンタリー映画と同じく、『野火』は戦場におけるカニバリズムを題材にしている。第二次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。田村一等兵(塚本晋也)は結核を患っていたことから
ハゲていてもカッコいい人はそうでない人となにが異なるのか? その謎を解明すべく、「ハゲ・薄毛で素敵だと思う有名人」で女性の支持率が高かった人物について、サイエンスナビゲーター(R)の桜井進氏に、数学的な視点から分析をしてもらった。 「基本的に髪の毛のある人に比べ、髪の毛のない人はカッコ悪く見える。それは髪の毛が消えることで、顔全体のバランスが崩れてしまうからでしょう。言い方を変えれば、ハゲていてもカッコいい人は、頭髪がなくてもバランスのいい顔立ちをしている……とも言えます」 そこで桜井氏が注目したのが、数多くの建築物や美術、アートで取り入れられている黄金比。 「『おでこの長さ(眉から髪の毛or頭頂部まで)を1としたとき、眉からアゴ先までの長さが黄金比の約1.6に近い人は、ハゲていてもカッコいい』と仮説を立てて検証しましょう。見たところ、カッコいいハゲとされる海外の俳優は、元からおでこが長く
「日本のデザインは世界一発達している」 世界的デザイン会社のCEOが語る、これからのデザインの役割とは? TEDxTokyo - Owen Rogers #1/2 過去と現在では、商品やサービスにおいてデザインの果たす役割が大きく変わってきています。今求められている「デザイン」とはどういうものなのか、デザイン会社として有名なIDEOの共同経営者、オーウェン・ロジャーズ氏が語りました。(TED×Tokyo 2010より) デザイン業界で起こっていること オーウェン・ロジャーズ氏(以下、オーウェン):今日のトークなんですけれども、これまでのスピーチの皆さんを見ていてですね、すごく刺激的で大変いろいろなアイデアが浮かんでいるので、ありがとうございます、ということを言いたいと思います。ただ、このプレゼンにも是非注目をしていただければと思います。 「こんにちは」と書いてありますが、これは私が知ってい
有名ロック・スターの子供の頃の写真を米サイトのDangerous Mindsが特集紹介して話題に。デヴィッド・ボウイ、デボラ・ハリー、パティ・スミス、ジミ・ヘンドリックス、ブライアン・イーノ、マーク・ボラン、ジョン・レノン、レミー・キルミスター、ブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョプリン、シド・バレット、イアン・カーティス、ビョーク、ジョン・ライドン、ボーイ・ジョージほか Deborah Harry Patti Smith Jimi Hendrix and dad Brian Eno Marc Bolan John Lennon with his mother Kelley and Kim Deal Freddie Mercury Lemmy Kilmister Brian Jones Janis Joplin David Bowie Nick Cave Syd Barrett Ian
又吉直樹『火花』(文藝春秋)の勢いが止まらない。来月発表される芥川賞の候補作に、ノミネートされた。発売1週間で累計35万部に達した売り上げもその後も伸び続け、文学作品としては「村上春樹作品に次ぐ」ベストセラーになっている。 不況にあえぐ出版業界にとって又吉は救いの神らしく、各社ともこぞって原稿やインタビュー、対談をオファー。下へもおかぬ扱いで、芥川賞でも有力候補といわれている。 芸能界でも、最近は「芸人」というより「大物作家」という扱いが増えてきているが、本人はビートたけしのようにわざとバカなギャグを連発してイメージを相対化するわけでもなく、意外にうれしそうに状況を受け入れているように見える。 ところが、その又吉と対談しながら、いきなり「私、『火花』も読んでないし」「読んだ人に聞いてみたら、『ああいうものは好きじゃない』って」とかました人がいる。 発言の主は樹木希林。「ダ・ヴィンチ」(KA
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く