教育ジャーナリストのおおたとしまささんが『21世紀の「男の子」の親たちへ』(祥伝社)という本を上梓した。これは2018年5月に刊行した『開成・灘・麻布・東大寺・武蔵は転ばせて伸ばす』という本をベースにし、新しい情報を加えてテーマ別に再構成したものだ。上記の5校だけではなく、栄光学園、海城、芝、修道、巣鴨、桐朋と名門校の教師たちにも話を聞いており、受験の話かなと思いきや、第1章のテーマは「ジェンダー」。まさに今の時代にアップデートされた「男の子育児」のヒントが満載だ。 刊行を記念して、本書より数回に分けて「男の子育児」の目の覚めるようなエピソードを抜粋掲載していく。第1回は「反抗期」について。反抗期の子どもたちにどう対応したらいいのか。そして、反抗期がない場合、それはどのように「恐ろしい」のか。 子供と同じ土俵に乗ってはいけない反抗期の子供に暴言を吐かれた保護者が、死ぬほどショックを受けてし
