ノース・キャロライナ州のキティホークからの帰り、ヴァージニア州のノーフォークまで戻って1泊し、次の日は海沿いにニュージャージーまで北上することにした。その1番最初の見所が、チェサピーク湾口横断道路である。 ノーフォーク(ヴァージニア本土)とチェサピーク湾を隔てて飛び地になっている東海岸地方(East Shore)とを結んで、橋とトンネルを組み合わせてチェサピーク湾口を横断する総延長17.6mile(28km)にも及ぶ道路が通じている。その規模から、アメリカの土木事業史の中でも特筆すべきプロジェクトとされている。地図で見つけてから、一度利用したいと思っていた道路だ。 英語では構造物そのままにChesapeake Bay Bridge-Tunnel(チェサピーク湾・橋-トンネル)と称しているが、ここではチェサピーク湾口横断道路と呼ぶことにする。 チェサピーク湾口横断道路は1964年に開通してい