MESSENGER Web Site 水星探査機メッセンジャーが2004年3日午前2時15分(アメリカ東部標準時)ケープカナベラルから無事打ち上げられました。水星は30年前にマリナ−10号が近傍をフライバイしながら始めて探査を行って以来、探査は行われていません。地表の40%はいまだ撮影されておらず、謎の多い惑星です。もちろん水星軌道に探査機が投入されるのは始めてのことです。 メッセンジャーは地球や金星の重力を利用して加速するスイングバイと言われる手法を用いて徐々に速度を落とし、7年間かけて水星軌道に到達します。旅の途中、地球で1度、金星で2度、水星で3度、スイングバイを行います(参考:飛行行程図。こんなにめんどくさいことをするのは、水星の軌道に探査機を乗せるのが、もの凄く大変だからです。 え、太陽のそばなんだから、簡単に行けるだろうって?そうは問屋が卸しません。地球は太陽の周りを回っていま