自分には“師匠”と思っている人物がふたりいる。 ひとりはゲームフリークの社長、田尻智氏。単なるゲーム好きだったおれに、なぜゲームはおもしろいのか、ゲームは何によって出来ているのか、ゲームを作るとはどういうことなのか、さらにはゲームの具体的な作り方のすべてを教えてくれた。ゲーム業界全体で見ればほとんど無名に近いおれだけど、それでも「ゲームデザイナーでござ〜い」ってな顔をしていられるのは、彼との出会いがあったからこそだ。 そしてもうひとりが、角川アスキー総合研究所取締役兼主席研究員の遠藤諭氏だ。そこでどんな仕事をされているのか、長い肩書きからはよくわからないのだけど、出会ったのは30年も昔。『東京おとなクラブ』というミニコミを作っておられた。飄々としているけど仕事には厳しく、適当なことばかり言ってるけど、実はたいへんな物識り。好奇心旺盛だけど、アジア料理とカレーしか食べない。そんな人。 フリー
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