初めて聴いたのは大学院在学時であったと記憶する。最初はレコードに針を落として聴取したスティーヴ・ライヒの[18人の音楽家のための音楽]のライヴ演奏に立ち会うことは私にとって長年の夢であった。実は2008年にこの楽曲はアンサンブル・モデルンによって日本でも演奏され、その際にはライヒ自身も参加しているが、情報を得ることができなかったために私は聴き逃している。これはライヒの二度目の来日であったはずだ。最初の来日、1991年のライヒのコンサートには大阪で立ち会った。それなりに感銘を受けたことを覚えているが、[ディファレント・トレインズ][セクステット]を中心とした渋めの選曲であったため、ライヒのミニマリズムの愛好者としてはやや不完全燃焼の思いがあった。ライヒ自身が来日しないことは当初から告知されていたとはいえ、このたびコリン・カリー・グループとシナジー・ヴォーカルズによって[18人の音楽家のための
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