多分この話はいろいろと批判されるに違いない。まあ逆に、先の一文を読み、あまのじゃくにダンマリを決め込む読者がほとんどということも考えられる。いずれにせよ、多分ぼくに賛同する人は少ないと思う。 結論から言えば、Chikirinの日記とジョブズのスタンフォード大学での卒業スピーチには、あんまりよろしくない共通点がある。それは、両方とも「煽りっぱなし」ということだ。 以前にも書いたように、ぼくはChikirinさんのリバタリアン的な思想は嫌いではないし、なるほどと思わされる記事にあうことも少なくない。が、往々にして彼女のブログは問題提起が中心だ。「こういうデータがあって、分析して類推してみるとこういうところがオカしいよね」そこまではいいのだが、「で、どうすればいいの」と思ってしまうこともよくある。 もちろん、その後の「解決策」を提示していることもある。カギ括弧でくくったのは、中には混乱を招くだけ