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  • カズオ・イシグロが蘇らせた映画『生きる』 「あなたの人生は取るに足らないものかもしれない」 | 黒澤映画のリメイクに挑む

    カズオ・イシグロは、自身が映画通であると告白している。そして、彼にとって不可欠な人物に言及する際は、作家よりもまず2人の映画監督の名を好んで挙げてきた。その2人とは、小津安二郎と成瀬己喜男だ。 作家で2017年ノーベル文学賞受賞者のイシグロが彼らを選ぶのは、そこに彼自身の姿を見るからだ。「抑制の達人」──機微のない定義でそう呼ばれているように、『日の名残り』『わたしを離さないで』(両作には輝かしい映画化作品もある)といった小説をイシグロは手がけてきた。 そして今回、黒沢明の傑作『生きる』を原作とした映画『生きる LIVING』で、オリヴァー・ハーマナス監督と初めて映画のリメイクに挑んだのだ。 映画『生きる』にイギリスの要素を取り入れる ──エリザベス女王が亡くなりました。この変化のときに、あなたはどのような省察をしていますか? 今は複雑なときですね。でも、ブレグジットを遂行して以来ずっとそ

    カズオ・イシグロが蘇らせた映画『生きる』 「あなたの人生は取るに足らないものかもしれない」 | 黒澤映画のリメイクに挑む
  • 世界にたった60人しかいない「物事を忘れられない人々」の大変な日常 | 頭のなかで絶えず「自分の人生が繰り返される」

    世界のごく一部の人々は、「非常に優れた自伝的記憶(HSAM)」と呼ばれる並外れた記憶力を持っている。自分の人生に起きたありとあらゆる出来事を一つひとつ正確に思い出せるというのは、いったいどんな感じなのだろうか? 彼女たちが日常的に味わうその苦労とは──。 その日の「すべての記憶」がよみがえる 2004年1月以来、レベッカ・シャロックは毎朝、自室のカレンダーのその日の日付にバツ印をつけている。31歳の彼女は他の人々と同様に、そうすることで時間の経過をつねに意識し、いま生きている日と過ぎ去った日を区別している。 しかし多くの人とは異なり、シャロックは5年前、10年前、あるいは15年前の特定の日に何が起こったかを思い出すことができる。 2007年7月21日は何曜日だったか? そう尋ねられると、土曜日だ、とシャロックは答える。ハリー・ポッターの大ファンである彼女は、その日に養父が店に行き、新発売の

    世界にたった60人しかいない「物事を忘れられない人々」の大変な日常 | 頭のなかで絶えず「自分の人生が繰り返される」
    arajin
    arajin 2022/02/13
    「非常に優れた自伝的記憶(HSAM)」「正確な日付を思い出せなくなるのが怖いのです。カレンダーがなければ日付がごっちゃになってしまうでしょう」
  • 1億色を識別できる「4色型色覚」の女性が語る「あまりにも素晴らしく、あまりにも特別なこの世界」 | 「この世界でどうやって不幸になれるのだろう」

    アーティストのコンチェッタ・アンティコは、子供の頃からいつも「ちょっとだけ奇抜」だったという。彼女は10年前、自分が見ている世界が他の人のそれとは文字通り違うことを知った。彼女にとって、この世界で生きるとはどういうことなのだろうか──。 彼女の生きる「サイケデリックな世界」 芸術家が作品のために事実とは異なる表現をすることを、「アーティスティック・ライセンス」と言う。コンチェッタ・アンティコの絵画に使われる鮮やかな配色を見れば、あなたはすぐに彼女もそれをやっていると思うだろう。 アンティコが描くユーカリの木の幹は、紫と藤色を帯びており、オウムの黄色いトサカは、うっすら青緑がかっている。彼女が描く庭の奇抜な配色は、ほとんどサイケデリックなほどだ。 「単に芸術家を気取りたいわけでも、アーティスティック・ライセンスを使っているというわけでもないんです」とアンティコは言う。 「私は当に見たままを

    1億色を識別できる「4色型色覚」の女性が語る「あまりにも素晴らしく、あまりにも特別なこの世界」 | 「この世界でどうやって不幸になれるのだろう」
    arajin
    arajin 2022/02/13
    “3色型色覚の人がおよそ100万色を見分けられるのに対して、4色型色覚は、その100倍の1億色を識別することができる。”
  • 脱北ヒロイン 米エリート校に広がる“お目覚め文化”に「北朝鮮と似ている」と苦言 | アメリカの名門校にがっかり

    アメリカの名門大学に編入したのに…がっかり? 脱北者で人権活動家のパク・ヨンミ(27) は、現在ニューヨークに在住し、難関エリート校のひとつであるコロンビア大学に通っている。2016年に韓国の大学から編入したのだ。 彼女がアジア圏だけでなく、欧米諸国でも注目を集めたきっかけは、2014年の国際会議でのスピーチだった。 彼女はアイルランドで開かれた18~30歳の若者による国際会議「One Young World」に参加し、壇上で涙ながらに北朝鮮の悲惨な実情や、常にレイプや死と隣り合わせだった中国での脱北生活について語った。その様子は世界中で報じられ、英メディアBBCが毎年発表する、世界に影響を与えた「100人の女性」にも選ばれた。

    脱北ヒロイン 米エリート校に広がる“お目覚め文化”に「北朝鮮と似ている」と苦言 | アメリカの名門校にがっかり
    arajin
    arajin 2021/06/23
    “しかし、学校側は、学生の考える力を養うことよりも、「こう考えるべきだという方向性を生徒に強制している」。”
  • GDPカルトを脱ける契機は「失われた20年」の明るい日本 | 『幻想の経済成長』著者デイヴィッド・ピリングに聞く

    デイヴィッド・ピリング David Pilling 英国経済紙「フィナンシャル・タイムズ(FT)」アフリカ編集長。ケンブリッジ大学卒業。1990年よりFT記者。2002〜08年、FT東京支局長。近著に『日─喪失と再起の物語』など Photo: Yuki Fukaya / COURRiER Japon 英経済紙「フィナンシャル・タイムズ(FT)」元東京支局長のデイヴィッド・ピリングが「GDPカルト」に疑問を抱くようになった契機は、バブル崩壊から10年を経た日での生活だったという。 以来、GDPとはそもそもどのようにして発明されたのか、現代の経済に適した指標とはなにかという問いを深め、世界各地で取材した興味深い人物や試みを『幻想の経済成長』にまとめた。 現在はロンドンを拠点にFTアフリカ編集長として活躍するピリングが来日の折、話を聞いた──。 それでも日は「成長」していた ──「フィナン

    GDPカルトを脱ける契機は「失われた20年」の明るい日本 | 『幻想の経済成長』著者デイヴィッド・ピリングに聞く
    arajin
    arajin 2019/04/03
    “デイヴィッド・ピリング『幻想の経済成長』(仲達志訳、早川書房、2019年3月25日刊)”
  • “こんまり流”片づけ術に米紙「君のときめきは間違ってる!」 | きちんと整理された本棚なんて退屈なだけ

    「ときめき片づけメソッド」で知られる近藤麻理恵のネットフリックス新番組『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』の配信が1月から始まった。それを見た米紙「ワシントン・ポスト」の文芸評論家が訴える。「コンマリさん、お願いだから、私の棚に触れないでくれ」と。 「マリエ・コンドウの話を聞いちゃダメ!」 マリエ・コンドウが帰ってきた。今回は、彼女がじきじきに「悩める家庭」を訪問し、お片づけの秘訣を伝授する。 片づけの教祖こと近藤麻理恵が2011年に書いた『人生がときめく片づけの魔法』を読んだ大勢の人が自分たちの部屋を片づけた。そして2019年1月、その「こんまりメソッド」がネットフリックスに登場したのである。 ところが、そこで視聴者は、近藤が挑んでいる“モノとの戦い”の暗黒面に気がついてしまった。彼女はを嫌っているのだ。しかも、ありとあらゆるを。 『ライ麦畑でつかまえて』のサイン入り

    “こんまり流”片づけ術に米紙「君のときめきは間違ってる!」 | きちんと整理された本棚なんて退屈なだけ
    arajin
    arajin 2019/01/18
    “彼女は本を嫌っているのだ。しかも、ありとあらゆる本を。”
  • ハーバード大学教授スティーブン・ピンカーが断言「世界は良い方向に進んでいる」 | これからの時代どう生きる?

    これからの時代どう生きる? ハーバード大学教授スティーブン・ピンカーが断言「世界は良い方向に進んでいる」 地球温暖化、テロ、移民問題に、あとを絶たない暴力事件──。私たちが日々目にするニュースは暗い話題で溢れている。一見すると、世界は不穏な空気に包まれているように思えてしまうが、スティーブン・ピンカーはそれをきっぱりと否定する。 科学が生活の利便性をいかに高めてきたのか、そして「歴史上もっとも幸せな時代」を持続するために人類が何をすべきかを、ハーバード大学の名物教授が米「ニューヨーク・タイムズ」紙に語った。 ハーバード大学の認知心理学者スティーブン・ピンカーは、挑発的な論調で知られている。たとえば女性が根的に男性と違い、その差異は遺伝子によって決定づけられているとか、銃乱射事件などの残虐なニュースが日々流れるなか、社会から暴力が減っているといった議論を展開している。 そんなピンカーは最新

    ハーバード大学教授スティーブン・ピンカーが断言「世界は良い方向に進んでいる」 | これからの時代どう生きる?
  • 仏ルノー工場で聞いてみた「ゴーンのこと、どう思う?」 | 逮捕の一報に従業員の意外な反応 | クーリエ・ジャポン

    では国民の関心事となっているカルロス・ゴーン逮捕事件。しかし今、フランスを揺るがしているのは別の問題である。 ちょうどゴーン逮捕の数日前、フランス全土で大規模なデモが始まった。参加者が蛍光色の黄色い安全ベストを着用していることから「黄色いベスト運動」と呼ばれている。欧州で原油価格の高騰が続くなか、フランス政府が燃料税の引き上げを進めようとしたことに抗議するものだ。 SNSでつながった30万人弱が、全国の交差点(ロータリー)や高速道路を封鎖するという新しい形態のデモだったが、翌週にはシャンゼリゼ通りでのデモが暴徒化。治安部隊と激しく衝突し、破壊行動を起こすなど、まったく別の意味でも大きな事件となった。

    仏ルノー工場で聞いてみた「ゴーンのこと、どう思う?」 | 逮捕の一報に従業員の意外な反応 | クーリエ・ジャポン
    arajin
    arajin 2018/11/29
    「上のほうには超富豪がいて、たびたびカネに汚いことをやっている。ゴーンさんが例外なわけないでしょ?」
  • 「○○は体にいい!」研究は、企業が高値で仕込んでいた!|癒着を暴く「女戦士」が明かす企業の実名

    ニューヨーク大学教授、公衆栄養学の専門家。著書に『フード・ポリティクス―肥満社会と品産業 』『の安全―政治が操るアメリカ卓』ほか多数 Photo: Neilson Barnard / Getty Images 「カカオに入っているフラボノイドは心臓や脳に良い」から、チョコレートを“ちょっと”べ過ぎても大丈夫。“低カロリー”のアイスクリームなら、ドカいしても太らないはず──。 私たちは「体に悪そうな」ものを口にするとき、どこかで耳にしたことのある都合の良い「研究結果」を言い訳にしていないだろうか。 だが、それはそもそも当なのか? ニューヨーク大学のマリオン・ネスル教授は、巨大品企業が科学研究に影響を与え、その結果をも歪めてきたと主張する。 米国に着いてから24時間も経たないうちに、私は賢明な心の声を無視して、この国の最新の文化に浸ってみることにした。それは「低カロリーのアイ

    「○○は体にいい!」研究は、企業が高値で仕込んでいた!|癒着を暴く「女戦士」が明かす企業の実名
    arajin
    arajin 2018/04/08
    “『フード・ポリティクス 肥満社会と食品産業』マリオン・ネスル著 新曜社刊”
  • 米地質学者が警告!「2018年は大地震が頻発する」その危険地帯とは

    2018年、地震の数が2倍に! 2018年は、巨大地震が頻繁に起こる年になるかもしれないと、米オンラインメディア「クォーツ」などが報じている。 この不吉な予測を発表したのは、米コロラド大学のロジャー・ビルハムと米モンタナ大学のレベッカ・ベンディック。2人とも地質学者だ。 ビルハムとベンディックは、1900年以降に起きたマグニチュード7以上の地震をすべて調べ上げた。すると、32年ごとに大地震が頻繁に起きる年がやってきて、その年の5年前から地球の自転速度が遅くなるという共通点を発見。2018年は、ちょうど大地震の周期に当たるという。 地球の自転速度と地震の間にどのような相関関係があるか、明確にはわかっていない。また、正確な地震予測は非常に困難だというのが専門家たちの共通認識でもある。

    米地質学者が警告!「2018年は大地震が頻発する」その危険地帯とは
    arajin
    arajin 2018/03/01
    「2018年には少なくとも25~30の大地震が発生するかもしれない。これは通常の年間平均の約2倍にあたる」「あくまでも予測だが、地震が集中するのは赤道付近の地域である可能性が高いという」
  • なぜ日本のメディアは取り上げない? 全米で話題騒然の小説『パチンコ』 | クーリエ・ジャポン

    米国で話題を集めている小説がある。タイトルは『pachinko』、そう、日でお馴染みのあのパチンコである。 著者は米国在住の韓国アメリカ人、イ・ミンジン氏。第二次世界大戦の前から1980年代にかけての日を舞台に四世代の韓国系の家族を描いている。なぜか日では取り上げられないこの小説の著者イ氏に米国「ニューヨーク・タイムズ」紙が日の新大久保でインタビューした。 日のなかでも雑多な雰囲気で、多言語の飛び交う街として知られる東京・新大久保。 韓国系の人々が多く住むこの街には、近年さまざまな国から移住者がやってくる。韓国系の肉料理店だけでなく、ハラール・フード(イスラム法で許された材)を扱う料理店など、アジア諸外国の店舗が軒を連ねる新大久保は、民族・文化的に均質とされる日では異質の街なみを形成している。 そんな新大久保は、小説家Min Jin Lee(イ・ミンジン)氏と会うのにぴった

    なぜ日本のメディアは取り上げない? 全米で話題騒然の小説『パチンコ』 | クーリエ・ジャポン
    arajin
    arajin 2018/01/26
    パチンコ業を営んでいて尊敬されるわけがなかろう。
  • 移民はダメでも「技能実習生」なら受け入れる日本の身勝手を米紙が指摘 | 激しい日本の搾取に中国人もベトナム人も怒った

    移民はいつまでたっても受け入れないが、抜け道はある。日の中小工場が長年にわたって外国人労働者を使ってきたのは「技能実習」なる方法だった。しかし、実態は女工哀史そのものの激しい搾取。その実態に、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が迫った。 「中国の月収3倍」に惹かれて来日 リュウ・ホンメイは上海の服飾工場での仕事に飽き飽きしていた。労働時間は長いのに、稼ぎが少なかったからだ。 3年前、その仕事を辞めて日の岐阜県にある縫製工場で働くことにした。この工場は、中国での月給430ドル(約4万8600円)の3倍出すと約束してくれたのだ。息子が生まれたばかりで、増えた家族のためにも数十万円の貯金ができるだろうと期待していた。 彼女は「絶好のチャンスだと思いました」と振り返る。 「チャンス」ではあったかもしれないが、実はこれは「労働」ではなかった。日で婦人服にアイロンをかけ、包装していた時間は、法的には

    移民はダメでも「技能実習生」なら受け入れる日本の身勝手を米紙が指摘 | 激しい日本の搾取に中国人もベトナム人も怒った
    arajin
    arajin 2017/03/06
    日本の恥。この制度は即刻廃止すべし。
  • 「南部のソウル」を求めて東京を彷徨う米誌記者の冒険譚|なぜ日本人はブルースを熱愛するのか

    米国の有名音楽ライターである筆者は、日のブルース専門店の品ぞろえのよさや、場のミュージシャンたちを招いたライブでの観客の熱狂ぶりに衝撃を受ける。 米国深南部の文化と何の接点もなさそうな日人が、なぜこれほどまでにブルースを愛するようになったのか──この疑問を解き明かすため、筆者は東京中のライブハウスと演奏家たちを訪ね歩く。 日のブルース文化を通して東京の街と日人の姿を詩情豊かに描く、珠玉の訪日記。 ブルースを熱狂的に愛する日人 下北沢は、東京の西にある雑然とした街だ。 その曲がりくねった通りや路地は、車が快適に通るには狭すぎる。だが、しわしわのビンテージTシャツやホーロー製のカラフルな調理器具が置かれた店内を眺めたり、複雑な味のカクテルをちびちびやったり、細い小道をブラブラしたりして午後を潰すのにはちょうどよい場所だ。 若者はバーやカフェに集まり、スマホをいじりながら煙草を吸って

    「南部のソウル」を求めて東京を彷徨う米誌記者の冒険譚|なぜ日本人はブルースを熱愛するのか
    arajin
    arajin 2017/02/27
    「日本の文化では、自分の感情をそのまま表には出しません。『ああ、嫌な気分だ』と誰かが言えば、][不満を持っている人の言うことに耳を傾け、気をつかってあげなければいけませんからね。」
  • 日本は年間632万トンの食料を捨て続けている! 廃棄食材を食べ続けた映画『0円キッチン』監督の社会変革アイディアとは?

    映画『0円キッチン』が凄まじく面白い。 「捨てられてしまう材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた「材救出人」のダーヴィドが廃油で走るキッチンカーでヨーロッパ5ヵ国の旅へ出発する──。監督のダーヴィッド・グロスが語る、世界で起こっている「モッタイナイ」現象の解決策とは? 品ロスはなぜ生まれるのか 日国内において、まだべられるのに捨てられている料(品ロス)の量は年間約632万トンにもおよぶ。これは、世界で飢餓貧困に苦しむ人々への糧援助量の約2倍に相当する量だ。 品ロスを国民1人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分(約136グラム)の料を捨てていることになる。日人は、料を海外からの輸入に頼りながら、まだべられる料をこれだけ捨ててしまう「もったいない」ことをしているのだ。

    日本は年間632万トンの食料を捨て続けている! 廃棄食材を食べ続けた映画『0円キッチン』監督の社会変革アイディアとは?
    arajin
    arajin 2017/01/10
    「『0円キッチン』の取り組みを始めてから、フランスではスーパーで売れ残った食べ物を捨てることを禁じる法律が制定されました。」
  • 『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイス衝撃告白「自分のベストセラーは、2人の心理学者のマネだった」

    米国でもっとも人気のあるノンフィクション作家といっていいマイケル・ルイス。『マネー・ボール』や『マネー・ショート』は、常に人間の常識行動の裏をかく男たちの肖像を描いてきた。しかし、これらの作品群が、知らず知らずのうちに他人のマネになっていたとしたら──。実は、マイケル・ルイスの新作は、それ自体をテーマにしているのだ。 『マネー・ボール』の続編を断念 10年以上前、マイケル・ルイスはマイナーリーグの若い野球選手たちを取材していた。2003年のベストセラー『マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男』の続編に取り組んでいたのだ。 『マネー・ボール』は、メジャーリーグの貧乏球団、オークランド・アスレチックスのGMであるビリー・ビーンが、選手の評価のために統計学を駆使し、野球というスポーツに革命を起こした方法が描かれている。 「私は、この続編で、野球の革命がいまはどこで起こっているのかを明らかにする

    『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイス衝撃告白「自分のベストセラーは、2人の心理学者のマネだった」
    arajin
    arajin 2016/12/27
    「新作『The Undoing Project』(未邦訳)」「行動経済学の覇者、カーネマンとトベルスキー 」 邦訳が出るのが楽しみ。
  • 大統領の妹が震えた「姉の洗脳された瞬間」 大統領の義弟が独占インタビューに応じた! | 集中連載「韓国大統領スキャンダルの全貌」第2回

    集中連載「韓国大統領スキャンダルの全貌」第2回 大統領の妹が震えた「姉の洗脳された瞬間」 大統領の義弟が独占インタビューに応じた! 申東旭(シン・ドンウク、右)と朴槿令(パク・クンリョン)が富士山に行ったときの記念写真 PHOTO: COURTESY OF SHIN DONG-WOOK 「テレビで話題になっているけれど、何が問題なのかわからなかった。騒動の根原因にまで迫っていてわかりやすい!」 公開されるやいなや大反響を集めた金香清(キム・ヒャンチョン)氏の集中連載、第2回は朴槿恵(パク・クネ)大統領の義弟にあたり韓国の政党共和党の総裁である人物、申東旭(シン・ドンウク)氏の独占インタビューをお送りする。

    大統領の妹が震えた「姉の洗脳された瞬間」 大統領の義弟が独占インタビューに応じた! | 集中連載「韓国大統領スキャンダルの全貌」第2回
  • 米紙記者が息をのんだ「死ぬ」ために働く日本人 | 1日12時間労働が“常識”の社会

    米国ではいかにして効率良く働いて、家族と過ごしたり、趣味の時間を作ったりするかということが話題になるが、日には、そのような考えかたは浸透していないという。米「ワシントン・ポスト」紙の記者が、日の抱える「過労死問題」を調査した。 週90時間労働の果てに 日には「ワークライフ・バランス」という用語は存在しない。 かわりに、「働き過ぎによる死」を意味する「過労死」という言葉がある。この過労死は、これまでほとんど議論されることがなかった、日の劣悪な労働文化がもたらした結果といえる。 実際にここ日では、毎年、何百人、いや、おそらく何千人もの労働者が文字通り、過労死しているのだ。セリザワキヨタカもその1人だ。 2015年7月に当時34歳だった彼は、人生最後の数週間を週あたり90時間働いた後、自殺した。 「息子の同僚は、その異常な労働時間に驚いていたと言っていました」 自宅で紙の取材を受けて

    米紙記者が息をのんだ「死ぬ」ために働く日本人 | 1日12時間労働が“常識”の社会
    arajin
    arajin 2016/09/04
    「彼は自殺する1年前に会社を退職しようとしたが、上司はそれを拒んだ。」
  • 犯罪者に「お小遣い」を渡せば、銃を撃たなくなる!──銃犯罪防止に挑むリッチモンド市の実験が、全米に広がっていく

    サンフランシスコ郊外のリッチモンド市に住むロニー・ホームズ(21)は、銃撃戦にかかわった車の助手席に乗っていたことと、装弾した銃を所持をしていたことで逮捕された。 しかし2015年に刑務所から釈放されたとき、彼は同市から月に1000ドル(約11万円)を受け取ることになった。 これは約10年前にはじまった、同市の銃犯罪防止プログラムの一環である。 プログラムの参加者はまず、「仕事を見つけること、学校に戻ること、ふたたび家族とつながること」など人生の目標を掲げ、心理学者や社会学者のサポートを受ける。 加えて6ヵ月間、指導員との週に数回の面談を続けることができると、月に1~1000ドル(約110~11万円)の“更生資金”が、その真剣度にあわせて支給される仕組みだ。 「指導員」を務めるのは、同市に雇われた元服役囚たち。 指導員は元犯罪者の銃による再犯を防ぐため、改善意欲のある者に、生活費や車の購入

    犯罪者に「お小遣い」を渡せば、銃を撃たなくなる!──銃犯罪防止に挑むリッチモンド市の実験が、全米に広がっていく
    arajin
    arajin 2016/06/13
    「さらに同市は、敵対するギャング同士を旅行に連れて行ったこともある。一緒に時間を過ごすことでライバルとしての緊張が解け、良いつながりが生まれるからだ。」 」
  • 英国人アナリストの辛口提言──「なぜ日本人は『日本が最高』だと勘違いしてしまうのか」 | いまこそ読み直したい!

    の「おもてなし」は世界一だ、「ものづくり」は高く評価されている──これらはすべて妄想だ。バブル絶頂期に不良債権問題をいち早く予見した伝説のアナリストが、日人の「自画自賛」体質を一刀両断する。 「クールジャパン」なんて、相手から言われることであって、自分から言うものではありません。そもそも、これは「クールブリタニア」から来た表現です。 大英帝国時代に、英国が世界を支配するということで「ルールブリタニア」という表現があった。それを皮肉って、もっとクールになろうよ、ということでクールブリタニア戦略ができたのです。 これは、事がまずいとか、英国の良くないところをいろいろと変えていくための目標としての「クール」だったのです。表面の言葉だけ持ってきた日は、変化しないことを良しとした、自画自賛の「クール」。全然違いますね。 当にクールジャパンは残念です。アニメやアイドルが好きな人ばかりを日

    英国人アナリストの辛口提言──「なぜ日本人は『日本が最高』だと勘違いしてしまうのか」 | いまこそ読み直したい!
    arajin
    arajin 2015/11/27
    思考停止とバッサリ。
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