ルパート王子の立方体が通過できるだけの穴を開けた単位立方体。 幾何学におけるルパート王子の立方体(ルパートおうじのりっぽうたい、英: Prince Rupert's cube、名称はカンバーランド公ルパートに由来)とは、単位立方体(辺の長さが1の立方体)に貫通した穴を(2つ以上に分裂することなしに)通過できるような最大の立方体である。その1辺の長さは通過する相手である単位立方体より約6%長い。単位立方体に完全に含まれるような最大の正方形を求める問題と密接に関係しており、解も同じである[1][2][3]。 カンバーランド公ルパートが問うた元々の問題は「立方体を、それと同じ大きさのもう一つの立方体に貫通させられるか?」であった[4]。 解[編集] 各辺長が付された単位立方体の斜方投影。緑色の一点鎖線は穴(青色の破線)を通る単位正方形 (単位立方体の断面)。 単位立方体の隣接する2辺上に、共通の