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  • 【速報】2013年イグノーベル化学賞!「涙のでないタマネギ開発」 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 【速報】2013年イグノーベル化学賞!「涙のでないタマネギ開発」 2013/9/13 一般的な話題, 化学者のつぶやき 投稿者: webmaster ノーベル賞の前哨戦?として毎年行われているイグノーベル賞。「人々を笑わせ、そして次に考えさせる」研究を行った科学者らに、正真正銘のノーベル賞受賞者たちから渡されます。 これまでも、ケムステでは2007年よりイグノーベル化学賞について、速報・解説を行ってきました(関連記事参照)。そして年度も、2013年のイグノーベル化学賞が日発表となりました。 「タマネギを切ると涙が出るしくみを詳細解明」:今井真介(ハウス品)ら、7名 え、そんなのわかってなかったの?と思われるかもしれませんが、もう少し詳しくいえば、生化学的にタマネギの涙が出る成分自身の酵素を決定したというのが今回の受賞者である今井さんらの業績です。タマネギを切るとなぜ涙が

  • 炭素繊維は鉄とアルミに勝るか? 2 | Chem-Station (ケムステ)

    Tshozoです。だいぶ間があいてしまいました。とりあえず前回は炭素繊維の歴史と製造方法などを中心に概要を述べてきました。今回は出来上がったものを鉄とアルミと比較し、どういう位置づけの材料なのかをまとめてみましょう。・・・結論がだいたい予想出来ると思いますが、まぁお聞きください。 圧縮天然ガス用タンクへの炭素繊維+樹脂巻き付け風景 東レ子会社Zoltekのさらに子会社 Entec社のHPより引用(こちら) 上の炭素繊維にはこういうベトベトした熱硬化樹脂をしみこませており、 後で加熱などで固める 他の材料との特性比較一覧 全体の定性比較イメージを書いてみるとこんな感じ。Fe:鉄、Al:アルミ、GF:ガラス繊維+樹脂熱硬化後、CF:炭素繊維+樹脂熱硬化後、です。一般的な値をもとにしており、最新データは反映させていません。コストも2012年前後での値なので炭素繊維の値段も少し下がってるはずです。

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    arakik10 2015/08/21
  • 液体ガラスのフシギ | Chem-Station (ケムステ)

    ウェブ散策をしていて気になった技術を紹介します Tshozoです。 今回少し以前から気になっていた技術を紹介します。それは、「液体ガラス(Liquid Glass)」のことです。 ガラスが液体? というのも、ガラスは元素構成SiO2、「常温で固体(のような状態)」で、一般的な「融点」と理解できる粘度を持つのは1200℃前後。常温で液体になんかなりゃあしません。 高温(1200℃)で粘度が低くなったガラス なお厳密にはSiO2 ガラスは室温でも液体・・・のようです しかし。十数年前に株式会社「日興」及び「モクテックカメムラ」(注:情報が錯綜しておりどのメーカ殿が最初に開発したのかを正確に調べることが叶いませんでした・申し訳ありません)が開発した「常温液体ガラス」、「液体『のように』扱えるガラス」の登場により大きくイメージが変わります。曰く、木に塗れる。曰く、コンクリに塗れる。しかも常温。塗る

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    arakik10 2014/10/27
  • フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある - 化学者のつぶやき -Chem-Station-

    化学者のつぶやき フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある 2013/9/25 化学者のつぶやき, 論文 フラーレン, ベリリウム, 半減期, 放射性物質, 核反応, 核崩壊, 電子捕獲 コメント: 0 投稿者: Green 今まで「自分が小さくなってフラーレンの中に入ってみたらどうなるんだろうか」と考えてみたことはありますか。夢の中だけでいいので、そんな経験をしてみたい気もします。実は、フラーレンの中には、ある種の核反応まで早めてしまうほどの、不思議空間が広がっているのです[1]。 火薬の燃焼が一瞬であるのに対し、鉄クギが錆びるという現象は、同じ酸化であるにも関わらずゆっくりで、時間がかかります。化学変化では、このように反応の進むスピードがまちまちです。化学反応の進む速さは、反応の種類だけではなく、温度や触媒の有無など反応の環境によっても大きく違います。こういった反応速度が決ま

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    arakik10 2013/09/30
    電子状態を強制的に変えると、半減期が変わる例があるのか。なんでだろ?
  • 【詳説】2013年イグノーベル化学賞!「涙のでないタマネギ開発」 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 【詳説】2013年イグノーベル化学賞!「涙のでないタマネギ開発」 2013/9/14 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 イグノーベル賞, 栄養化学, 生化学, 農芸化学, 品化学 コメント: 0 投稿者: Green タマネギに泣かされたすべての人に!感涙のイグノーベル化学賞2013 2013年イグノーベル賞化学部門に、「タマネギ涙の化学反応」を解き明かした、ハウス品ソマテックセンター研究主幹の今井真介氏らが、受賞されました。祝・日人受賞です。タマネギ涙の化学反応を仲立ちする酵素が発見されたことで、酵素の設計図となる遺伝子の機能を抑え込み涙のでないタマネギの作出が可能であることも証明しています。 昨日速報を出しましたが、もう少し詳しく書いた「詳説バージョン」です。原著論文を確認し、どのような経緯で発見につながったのか、そのアプローチをここに解説します。 もう泣か

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    arakik10 2013/09/14
  • 最強の文献管理ソフトはこれだ! | Chem-Station (ケムステ)

    いままでこの「化学者のつぶやき」においてもいくつかの”研究活動に役立つソフトウェア、Web“を紹介してきました。そこでも毎回述べている通り、昨今のそれらは化学研究ライフハックとして十二分に利用できるもので、最近では多くの方が様々な自分にあったソフトウェア、Webを活用しているものと思います。 ところでこれは完全に著者の独断意見ですが、Evernoteは化学研究、特に文献やスクラップの管理として質、価格ともに最高のソフトウェアであると思っています。ところが、最近仕事中に 「Mendeleyって文献管理ソフト恐ろしく使えるらしいよ」 というツイートが流れていきました。いつもならあまり気にも留めないのですが、最近はEvernote以外の文献管理法を知らなかったので少しだけ気になって、現存する人気文献管理ソフトを比較調査してみる事にしました。できれば一番よいものを使いたいですよね! 題して、 「最

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    arakik10 2012/05/22
  • 仙台の高校生だって負けてません! | Chem-Station (ケムステ)

    Ag2O3 Clathrate is a Novel and Effective Antimicrobial Agent Ando, S.; Hioki, T.; Yamada, T.; Watanabe, N.; Higashitani, A. J. Mater. Sci. 47, 2928 (2012). DOI: 10.1007/s10853-011-6125-0 先日茨城の女子高生がBZ反応における新発見によりJournal of Physical Chemistry A誌に論文を発表したことをお伝えしましたが(記事:茨城の女子高生が快挙!)[1]、今度は仙台の女子および男子高校生がやってくれました。 仙台第二高等高校の化学部に所属する3名らが行った研究を、東北大学科学者の卵養成講座(独立行政法人科学技術振興機構「未来の科学者養成講座」委託事業)において行われた研究をJournal

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    arakik10 2011/11/28
  • 化学エネルギーを使って自律歩行するゲル | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 化学エネルギーを使って自律歩行するゲル 2009/6/16 化学者のつぶやき, 論文 Angewandte, アクチュエータ, ロボット, 化学振動, 材料化学, 非線形化学, 高分子化学 コメント: 0 投稿者: cosine このほど早稲田大学の研究グループから、化学エネルギーを利用して自律歩行するゲル材料が発表されました[2]。 百聞は一見にしかず。ムービーをまずはご覧ください。 オレンジ色をした高分子ゲルが、まるで尺取り虫のように、ひとりでに前進歩行するという、驚くべき様子が収められています。 さらに驚くべきことには、ゲルを水溶液中に浸すだけで動くというのです。 外部刺激によって人為的にコントロールする必要はありません。 果たしてこの素材、どんな成分で出来ていて、どんな原理で歩行しているのでしょうか!? この高分子ゲルは、ルテニウムトリスビピリジン(Ru(bpy)

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    arakik10 2009/06/18
  • 二酸化炭素をメタノールに変換する有機分子触媒 | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 二酸化炭素をメタノールに変換する有機分子触媒 2009/5/9 化学者のつぶやき, 論文 コメント: 0 投稿者: cosine Conversion of Carbon Dioxide into Methanol with Silanes over N-Heterocyclic Carbene Catalysts Riduan, S. N.; Zhang, Y.; Ying, J. Y. Angew. Chem. Int. Ed. 2009, 48, 3322. DOI: 10.1002/anie.200806058 シンガポールのバイオ工学・ナノテクノロジー研究所のグループから、ちょっと目を引く報告が出てきました。疑温室効果ガスとして知られるCO2を、我々の生活にとって役立つメタノールに変換できる、という研究です。 N-ヘテロ環状カルベン(N-heterocyclic

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    arakik10 2009/05/10
  • t-ブチルリチウムの発火事故で学生が死亡 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 t-ブチルリチウムの発火事故で学生が死亡 2009/1/23 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 実験・テクニック リチウム, 事故, 発火 コメント: 0 投稿者: cosine ごくごく最近のニュースです。大変痛ましい事故が起きてしまいました。 C&ENなどによれば、シリンジでt-ブチルリチウムを吸い取っているとき、プランジャーが外れて試薬が衣服に付き発火したとのこと。事故を起こした学生は全身やけどのため病院搬送2週間後に死亡したそうです。 この事故は米国化学系ラボの間でショッキングな話題として広まっており、いくつかの英語化学ブログでも“悲惨な事故”として取り上げられています。海外のことではありますが、致死事故はどこであろうと二度と起こしてはなりません。 良い機会ですので、普段の実験を安全に行うべく、留意しておくことをまとめておきましょう。 t-ブチルリチウム(t-BuL

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    arakik10 2009/02/15
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