最近流行している、USBメモリを介して感染を広げる不正プログラム「USBワーム」の動作と対策について、トレンドマイクロのリージョナルトレンドラボでシニアアンチスレットアナリストを務める岡本勝之氏が解説する(編集部)。 ● トレンドマイクロの脅威レポートでは4カ月連続で1位 昨今の不正プログラムの感染経路は非常に多岐にわたる。電子メールや不正なWebサイトを経由した不正プログラムの感染が多いため、単一の不正プログラム対策だけではなく、電子メール対策やURLフィルタリングの機能を持った製品を導入している方も多いだろう。 さらに最近では、電子メールや不正なWebサイトからの感染に加えて、「USBメモリ」に代表される、物理的なメディアを介しての感染が増加している。 トレンドマイクロでは、「インターネット脅威レポート」にて、ユーザーからの不正プログラムの感染被害報告を毎月ランキングにしているが、上半