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ブックマーク / www.amanogawa.to (19)

  • コミケの入場整理問題:ちょっとした提案 | 織姫

  • 同人誌は「手に入らない」と諦めるものではない。 | 織姫

    そのえさんのblog、トゥルーStylish Private Note. の記事「同人誌は手に入らないものなんです。」を読んで。 同人誌……だけではなく、基的には何を手に入れるのもそうなんですが、手に入らないと諦めてしまうのもそれはそれで「違う」と思います。 基ベース(とりあえずいったん理想論で)は、買う側は欲しいと思う人が手に取れて、サークル側としては作った分がきっちり売り切れる。まずはここを基に置きたいと思います。「基的にみんなの幸せの総量が最大化される」パターン。 で、あとはリスクやコストを算段しつつ、ベストのラインを見つけ出すべきです。 作家さんへ「委託してほしい」とか「みんなが買えるような数量を出すべき」と意見を流すのは、通常のケースでは「作者さんにとっては情報量が存在する」わけで、批判されるような話ではありません。ただ、これを理由に「作家を非難する」のは多くの場合に外れ

  • 同人活動と「成功」の定義 | 織姫

    しばしば、「成功」という単語は経済的な成功とイコールで結ばれます。で、同人活動を通じて「経済的成功」を手に入れる人が「ときどきいる」のは事実です。07th expansionが利益あげてないなんて言われても信じられる話じゃないですよね(笑 でも、経済的成功と同一視されるような「成功」が「唯一の定義であり、その他の定義は排除されるもの」なのか?という問いには、否定的な議論も十分あり得ます。そして、同人活動は「利益を上げなければならない/さもなければ排除される」資主義的な活動の「枠外」にあることは間違いありません:なぜなら、同人質は表現活動であり、自由な表現を担保するための仕掛けでもあるからです。 資主義の枠外において「成功」を定義した典型的な例として、「社会起業」があります。通常の資主義的な文脈における起業は「資主義的な成功の度合い」によって成功/失敗の区別と評価がなされますが、

  • 即売会開催を「見える化」する~デメリットの話 | 織姫

  • 同人の多様性議論、Part II | 織姫

    さて、STRIKE HOLE様から反論・議論のためのエントリをいただきました。ありがとうございます。 織姫様「同人文化の多様性と、地方の独自な習慣の是非について」についての自身の見解 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51600264.html ……前回はトラックバックがうまく通っていなかったみたいで。ごめんなさい、です。 で、こちらへの返信をメインに。 今回はかなり議論が散逸します。正直自分自身もきちっと練り切れていない部分があり、細かくケースバイケースで見ていくと「通常は常識視されている原理原則」の盲目的な適用が最適解ではないケースもそれなりに出会っているので、クリアカットな議論にはできません。 というわけで議論の口調にギアチェンジ。 >また、地方ルールを貫いた所で、サークルは他の地域の即売会にも遠征参加する。 >そこで他の地域のル

  • 同人文化の多様性と、地方の独自な習慣の是非について | 織姫

    冬コミも終わり、新春一発目のエントリとなります。 みなさまにおかれましては、新春のお慶びを申し上げるとともに今年の同人活動の無事をお祈りさせていただきます。 ……来喪中ですけど、そんなの気にしないことにしておいて。 さて、新春一発目のエントリはいつもネタにしているSTRIKE HOLEさんの記事から、あちらの新春記事「年頭の辞~地方ルールの是非を問う~」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51598922.html への反論。 同人即売会の根底たる「同人文化」は、なによりも多様性を尊ぶ文化。そもそも文化自体がそういうもの、多様性があって然るべきものでああるが、同人文化はそもそも商業文化へのオルタナティブとして成長してきた以上強い多様性はあって当然、むしろ多様性の大きさそのものが同人文化質的な価値の重要な要素だろう。ここで、

    ardarim
    ardarim 2010/01/10
    まったく同意。
  • 身分証明について一考~都産貿の即売会開催ルールから~ | 織姫

    同人誌即売会では~特に近年の東京圏開催イベントでは~青少年健全育成条例に依拠する制約として、青少年に「見せてはならない」とされるものを青少年に見せないために、年齢確認の徹底やゾーニングの実施、場合によってはイベント自体に年齢制限をかけるなどの措置が求められています。 これらの制約は、質的には条例に根拠を求めることができますが、実質的には会場側の自主(?)規制の形をもって、会場からイベント主催者への指示・要求として施行されることが多いようです。条例により公権力が直接表現を制約しては言論の自由にまつわる問題が不可避となりますが、会場が契約の一環として制約するのであれば言論の自由は「直接持ち出すのは筋が悪い」結果になるだけなので、会場側(とその背後にある公権力)の対応としてはリーズナブルなものです。 さて、この運用を実現するには年齢確認プロセスが不可欠です。エントリの命題は「どのようにすれば

  • 同人活動と利益の話、そして活動の形。 | 織姫

    流行りがちな話題を持ってきました。というわけで、「同人活動」と「利益」の関係性の話。どんな活動をするか、という観点から見てみましょう。 基的な建前として、「同人活動」は営利性を含まないと「定義」されています。その定義自体が真に正当なのか、そしてその定義は真に現実を反映しているかどうかは疑念がありますが、とりあえず置いておきます。 ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん からの議論 [同人ノウハウ]同人活動の継続性を高める手段としての「利益」 http://d.hatena.ne.jp/spqr/20090911/p1 を出発点に、以前mixiで議論した話を持ってきてみます。 まずは典型例(!)として、地方の即売会で見られる姿からちょっとした中学生・高校生の同人活動を例にしてみましょう。 #コミケが一番巨大なのでコミケを典型例……と考えてしまうと足を掬われます。あれはどう見ても異常空間。 田舎

  • C76の東方スペース大混雑に思う | 織姫

    政治記事の次は、とりあえず同人記事で毒を薄めておく件。 C76では東方ゾーン(東1-3あたり)を中心にとんでもない混雑が起きました。結果として西→東の移動に1時間以上という話が(噂では2時間すら)出ています。じゃあ、この混雑をどうしたら解消できるか?という話。 まず、議論の前提として押さえておかねばならないこと。 東西連絡通路(通称ゴキブリホイホイ)は、実はそれほどキャパが充実したルートではありません。原因は西も東も「入るのにエスカレーターが必要」なこと。以前はまだ大した隘路ではなかったのですが、西1~4エスカレーター故障事件以来ビッグサイト内のエスカレーターは(少なくともコミケでは)1段空け運用が必須になり、完全に隘路としての性格を帯びてしまいました。 というわけで。東方は現在ざっと目の子で1700SP。「大混雑を起こす1700SPを何処に突っ込むか」という観点での議論が必要です。 C7

  • 平等の意味について~現実的な解決策~ | 織姫

    ここには部落差別系の文脈はありません。というかその手の人権系エントリではありません。 部落差別問題についても言いたいことはありますが、とりあえずこのエントリに投げる話ではありません。 というわけで。 大原則として、コミケにおいてあらゆるジャンルに与えられる機会は平等であることが望ましいと考えておきます。 あっとまーく・いんくりめんとさんから、先日のエントリ「C76の東方スペース大混雑に思う」へコメントをいただきました。 もはや配置ゲームというか、運営ゲームとしか見ていないような印象。 「東方だから」という逆優遇は見てて腹が立つものです。 実際、こんな優遇……というか特別対応をしないで済むならそれがベストです。コミケをゆとりをもって開催できる然るべき規模の会場(注:日には存在しませんが)であれば、東方といえども特別対応は必要ないでしょう。 しかし、現実的な答えとしてビッグサイト(=もう余裕

  • 即売会中止問題 | 織姫

    http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20090817/1250503288 りきおの雑記・ブログ 幼馴染オンリーイベント「Little Breaker!」が中止に から。 例大祭7と日付のかぶったリトバスオンリー「ミッションスタート3」が延期になったそうです。 即売会中止(以下日程変更等含む)というと無条件で「叩く対象」という話もありますし、コミックマーケット、コミックシティやブロガー、2ちゃんねるが作る空気は「基的には、即売会中止は最大級のタブー」というもので間違いありません。 例大祭同日開催として、ミッションスタート3の開催が果たして可能かどうか。 きわめて難しいことは間違いありません:例年のパターンを見る限り、男性向け方面を中心に即売会スタッフ経験豊富なメンバーはほぼ全員例大祭スタッフにわれます。リトバスは大規模ジャンルではありませんが、メインが男性向

  • 同人と文化不況 | 織姫

    白田先生の「文化不況」を読んで。 この話題が適用されるターゲットは、リアル店舗に限りません。 もちろんオンライン店舗でもかまいませんし、さらには商品を売ることに限らず、「文化的所産」を売ることにも同種の話題がかかわると思います。 音楽を弾くなら、その周辺の事情まで知らなければならないわけです。 #耳が痛い(w コミケでモノを売るなら、コミケという特異な場がどのような思惑で作られ、どのような意味を持ってきたかを知らねばならないのです。 そういう意味から見ると、私が注目している同人サークルは、(極論すれば)大手以外のすべてのサークルともいえるわけです。 同人格的に手を出して2年、少しずつ「プロのまんが家」みたいなルートも見えてきました。 そこで知ったことは、必ずしもプロだからコミケでは大手サークルを持てるわけではない、ことでした。 #「ルートが見えてきた」は、決して自分がなる、

  • 同人即売会主催者は、サークルを審査すべきか? | 織姫

    同人方面答えのない質問シリーズ。 いくつかの観点から、「同人即売会の主催者は、サークルを審査する必要があるのか?」という議論を展開してみます。 人気のある同人即売会では、しばしばサークルスペースの数が不足して「抽選」もしくはその他の選考によりサークルスペースが配分されることがあります。で。「純粋な抽選」で配分に取り組んでいるか、そうではなくサークルを何らかの形で評価・審査した上でサークルスペースを分配するか。私が耳にしたかぎり、どちらの方針を採る主催者も実在するようです。 純粋な抽選であれば、どんなサークルであっても~4桁人数の列を作るような超大手サークルでも、はじめて同人世界にやってきたサークルでも、他サークルとしばしばトラブルを起こすサークルでも、他サークルと連合体を組んでいるサークルでも~平等に機会が与えられますし、一方で平等に機会が与えられないこともあります。 一方、サークルを評価

  • 同人ゲームをめぐるコミケの配置話 | 織姫

    まだ最新カタROMを追い切れていないのですが、とりあえずうちの立場から。 うちは、元々Key→東方と同人音楽をやってきて、そこから受け手としては花帰葬から女性向けゲームの道にずぶずぶ足を突っ込んで、作り手としてはオリジナルの同人音楽に足を踏み込みつつある、という人間です。というわけで、同人ゲーム界隈については男性向けと女性向け両方まとめて状況を見ています。 今回、こっちのジャンルは男性向け傾向が東1~3、女性向けが東4~6です。個人的に言わせてもらえば、両方見ている人にとってはほぼ最適な配置です。おかげさまで、1日目も3日目も挨拶回りはありますが……それでも、今年はずいぶん動きやすくて助かります。 日程分割とか会場分割とか考える際に、一つ決定的に重要な話を指摘しておきます。 女性向け同人ゲームは、男性向け同人ゲームと必ずしも親和性が高いわけではないのは「通常の同人の常識通り」です。せいぜい

  • 趣味と仕事の話~同人をめぐって | 織姫

  • 東方四国祭の件 « 織姫

    各作品の(過去)発行総数まで含めた情報 これらの情報を、東方四国祭実行委員会は「混雑対応のために」という名目で要求しています。しかし、混雑対応のためにこれらの情報は「全て」必要なのでしょうか? 実のところ、これらの情報はイベンターにとって「あれば困らない」、少なくとも使い道は思いつく類の情報です。たとえば、大至急連絡が必要な際に電話で連絡したいこともあるでしょう。電話番号はあれば助かります。メールアドレスも然り。 サークルの構成人数が多いサークルには、確かに混雑面での配慮はあったほうが良いです。うちも織姫やってるので「極度にサークル人数が多い」という状況を経験したことはあり……大変ですし、一歩間違えば他サークルへの迷惑にしかならないので控えるべきだ、ということを学びました……逆に、主催側がそういったサークルへ配慮してくれるというのなら悪くはないです。平等対応のほうが重要だって?そんな悪平等

  • サウンドカタログ企画に思う « 織姫

  • 同人について~特に二次創作のお話~ « 織姫

    よくある言明:「二次創作は常にこっそり行われるべきだ」 思考の出発点は、なぜ「この言明が存在するか」です。 二次創作がこっそり行われなければならない理由は大きく2つあって、一つは著作権問題、一つは(著作者)人格権問題です。ナマモノ二次創作では「カップリングされる人」の人格権問題もあり得ますが、とりあえず後者に回収します。 人格権問題は「私が嫌だと言ったら嫌だ」という性格の話です。それを無視して強行するのが果たして良いことなのかどうか。法は「OK」と言うかもしれませんが、作者や出演者の意思も一応は考えてあげてください。……というわけで、一人一人の心構えの問題なので議論はスルー。 というわけで著作権問題。 同人二次創作作品の多くは、少なくともオフィシャルが二次創作の制作を認めていない作品では(そして原作が商業作品の場合明示的に認められるケースは多くありません)権利を侵害しています。特に、オフィ

    ardarim
    ardarim 2009/01/21
    「二次創作の制作を認めていない」という表現はどうにも好きじゃない。正確には「二次創作物の大規模流通は認めない」とすべきだろうな。脳内補完は誰も文句が言えない。親しい友人内ならいいか? 規模の問題と思う
  • 歌姫文化の未来について « 織姫

    Hardcore Technorch 記事「他人語り37」を読んで。 こちらはDJ Technorchさんの公式サイトでもあると同時に、「未来の同人音楽」というテーマについて、深い示唆を含んだ記事を多数執筆されているブログです。 そこで、今後の同人音楽がどういう流れになるかを示したひとつの文章がありました。以下に引用します: 同人音楽で言えば楽曲制作においてはまだまだ音屋が圧倒的に尊重される世界ですが、茶太さん烈火さんのようなプロ級の殿堂歌姫をはじめ、mikoさんのような強烈なアイドル性、そして迫る2009年東方アイドル戦争、そしてAbusolute Castawayをはじめとした「考えるボーカリスト」の台頭等、何がどうなるかわかりません。さてこれは「DJ」の世界なのか?「MC」の世界なのか? しかしライブの現場では既に決着がついていると言えます。今後同人音楽的なダンスフロアが突き進む道は

    ardarim
    ardarim 2009/01/21
    一方で『歌姫は楽器とは違い、サウンド自体に強烈な個性を有する存在です』、一方で『「歌姫」が歌うという営みは、 「演奏」行為の一種、つまり音楽のコンパイルです』というのは矛盾していて全体の説得力に欠く。
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