会長にまで出世した敏腕サラリーマンの力で、出荷できなくなった日本酒を有効活用し、被災地の力に――。国内外で人気がある山口県の日本酒「獺祭(だっさい)」が、人気漫画「島耕作」シリーズをラベルに描いた「獺祭 島耕作」を10日から販売する。7月の西日本豪雨の影響で通常通りに販売できなくなった酒を安く提供し、売り上げの一部を被災地に寄付するという。 「島耕作」シリーズの作者で山口県出身の弘兼憲史さんと、獺祭の蔵元・旭酒造(同県岩国市)の桜井博志会長、桜井一宏社長が2日、東京都内で記者会見を開いて発表した。旭酒造では豪雨のため「本社蔵」の前を流れる川が氾濫(はんらん)。機械や原料米が泥水につかった。また停電も3日間に及び、獺祭が売りにしている仕込み時の0・1度単位での細かなタンクの温度管理ができなくなった。このため当時発酵タンクにあった約50万リットルの酒が出荷できなくなったという。 桜井会長は「一
米軍再編に伴う厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への米空母艦載機部隊の移転計画に対し、岩国市の福田良彦市長は23日、市議会最終日の本会議で「北朝鮮の弾道ミサイルの発射事案などの情勢を考えれば、日米同盟の結束がこれまで以上に重要だ」などと述べ、移転受け入れを表明した。山口県の村岡嗣政(つぐまさ)知事も地元の意向を追認して今月内にも容認する見通しで、艦載機部隊の移転は早ければ7月中にも始まることとなる。 移転計画を巡っては、県と岩国市、和木、周防大島両町の基地周辺3市町が移転受け入れの見返りに、地域振興につながる手厚い財政支援を国に求めていた。国は今月20日、山口県だけに交付している再編関連特別事業費について期限延長と拡充する考えを県に伝えており、福田市長の判断を後押ししたとみられる。 福田市長は「沖縄の負担軽減」も判断材料に挙げ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺
米海兵隊の最新鋭F35Bステルス戦闘機2機が18日午後5時半ごろ、米国外では初の配備先となる米軍岩国基地(山口県岩国市)に到着した。 【特集】日の丸ステルス F35~航空自衛隊の次期主力機に~ 日本へのF35配備は、挑発を繰り返す北朝鮮や東・南シナ海で軍事活動を活発化させる中国をにらんだ米軍のアジア重視戦略の一環。配備されたのは垂直離着陸できるF35の海兵隊仕様の「B型」。 F35は岩国基地配備のFA18戦闘攻撃機12機とAV8ハリアー攻撃機8機と交代する。今月中に10機、8月に6機が配備される予定で、同基地は約130人増となる。 佐世保基地(長崎県)に今秋に配備される強襲揚陸艦「ワスプ」の艦載機としても運用されるほか、沖縄県でも飛行訓練を行う。横田基地(東京)などにも飛来するとみられる。 稲田朋美防衛相は18日、F35配備について「米国が最も高度な能力をわが国に配備することは
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