日本史でよく知られているクーデター事件は大化の改新(=乙巳の変、645年)・本能寺の変(1582年)・二.二六事件(1936年)の3つだろう。いまだ解けぬナゾが残っていることでも共通する。日本が本格的な戦争に突入していく際のターニングポイントとされる二.二六事件は、最近これまでの通説を覆す歴史書が出てきている。関係者らへの直接インタビューなど約30年間研究を続けてきた近代政治史の筒井清忠・帝京大
(c)A-1 Pictures/閃光のナイトレイド製作委員会 愛している、とは言わない。「夏」「傷」の描写だけで、逃亡中の男への恋心をあらわす。 分かりやすくセリフで感動させる手法を取らないのは、アニメ業界で1つの「挑戦」だった。そこに挑んだのは、40歳直前で脚本家デビューを果たした大西信介氏。1978年に日本映画の道に入り、19年後にアニメの脚本を担当した、異色の経歴の持ち主だ。 「アニメの世界にはいないタイプ」(A-1 Pictures大松裕プロデューサー)と語られる大西氏のもう1つの持ち味は、曲者オヤジのような、「温度が低いキャラクター」を作ることだった。(記事前編はこちら) 1931年、魔都「上海」。日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦を経て、中国大陸へと進出した日本陸軍。その中に歴史上葬られた特殊スパイ組織「桜井機関」が存在した。桜井機関のメンバーは、主宰の桜井と、特殊能力を持つ葵
(c)A-1 Pictures/閃光のナイトレイド製作委員会 当然だが、アニメを観て「感動したい」とファンは思っている。 これまで、感動する作品には「強いセリフ」が欠かせなかった。だが、その感動とは一体何なのだろう。キャラクターが「好きだ」と叫ぶシーンだけで、本当にその愛は「伝わる」のだろうか? 今回は、アニメ「閃光のナイトレイド」が持つシナリオの強さに焦点を当てたい。メインライターの大西信介氏は、1978年に日本映画の助監督として業界に入ったものの、映画の道はあきらめたという。その後、彼は40歳で脚本家デビューを果たし、アニメの世界に入ってきた。アニメを変えた脚本の「異色さ」とは、いったいどこにあるのだろうか? 1931年、魔都「上海」。日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦を経て、中国大陸へと進出した日本陸軍。その中に歴史上葬られた特殊スパイ組織「桜井機関」が存在した。桜井機関のメンバーは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く