スピーカーとか音響出力装置にこだわる人を、自分は今まで少し苦手にしていた。というより、余計なウンチクをたれる人種として、正直に言って、ちょっと敬遠すらしていた。だがそういう思いこみが一気に氷解するような経験を先日した。 種子田郷という若手の電子音楽作曲家がいるのをご存知だろうか。 project suaraというグループを主軸に活動しており、ダンスや映像などのアーチストとコラボレーションを数多くしている人だ。ひょんなことから自分と御近所であることが判明し、先日仕事場兼ご自宅にお邪魔させていただいた。行ってみたら、よく行く散歩コースを少し外れた辺りで、うちから歩いて十分ちょっとのところだ。 作品を幾つか聴かせていただいたが、どれも興味深い。音が空気であるということが肌で分かるものばかり。音の塊がそのままマッスとしてこちらにやってくる感じなのだ。音というより空気彫刻といった体感だ。PowerB
のだめカンタービレ放映直後にいつも鬼神の速度で使用曲をアップしてくれるヒトが昨日は現れなかった。年末で忙しいのかな? とりあえず、まとめサイトは更新された。 「のだめで使われた曲を全部解説するスレ」まとめサイト http://www.geocities.jp/nodame_drama_music/ YouTubeにあがっている、のだめ使用曲をまとめてくれているヒトが、今回はかなりがんばった。 Medama Cafe 「のだめカンタービレ」ドラマ登場曲をYouTubeで http://homepage2.nifty.com/medamacafe/J/nodame_ まとめの中の人、YouTubeまとめの中の人、ありがとう! のだめ放映を待つ間、 クラシックの録音に紛れ込んだノイズ の話で盛り上がっていてこれがとってもおもしろい。 のだめで使われた曲を全部解説するスレ3より。 クラシックの録音
“たかだか音楽再生”と思うかもしれないが、実はSACD再生は汎用プロセッサにとって、非常に負荷の大きな処理なのだという。「SACDはDSDデータを圧縮した、DSTというデータで保存されています。ところが、DSTは圧縮率を高めるため、1/75秒ごとに複数の異なる圧縮方式が採用可能で、パラメータももちろん可変。まずはパケットがどのように圧縮しているかを判別し、圧縮方式の切り替え時に適切な処理を行なわなければなりません。この組み合わせが膨大で、処理負荷も高いため、Cellをもってしても最初は遅く、実時間の6倍もデコード時間がかかったんです(村田氏)」 石塚氏はSACDの仕様を何度も読み返しながら、最初の2カ月でリアルタイム処理にまで高速化を行なった。そして勘所を押さえた上で、その遅いソースコードを捨ててしまったのである。スクラッチから書き直すためだ。 ●ソニー社内のオーディオノウハウをかき集め
さて、そろそろ夏休みの自由研究の発表を行いたいと思います。 今年のテーマは「ヘッドホンのバランス駆動」としました。 Head-Fiの全国大会の記事でも書きましたが、これはダイナミック型ヘッドホンの性能を向上させる手段として最近話題になってきているものです。 HD-1LやP-1の次のステップのヘッドホンアンプとしてバランス駆動に対応したHeadampのGS-Xを発注したのですが、かなり時間がかかり先日到着しました。そこでこの機会にまだあまり知られていないバランス駆動そのものを含めた多面的な記事にしたいと思います。本稿ではまず基礎編としてバランス駆動そのものについて書いてみます。 1. バランス駆動とは はじめに実際の写真を見た方が分かりやすいと思います。 ヘッドホンのバランス駆動とは下の写真のようにヘッドホン側のケーブルを二本のバランス(XLR)コネクタを持ったケーブルに変更して、アンプの出
AKGはときおりK1000のようなユニークな製品を世に出します。 K340もそのひとつで静電型とダイナミック型のハイブリッドというユニークな特徴をもっています。 それに興味を持ち改造版のK340を入手してみました。 ヘッドホンには大きく分けてダイナミック型と静電型の二つがありますが、より一般的なダイナミック型に対してSTAXに代表される静電型は少数派ではありますが熱烈な支持があります。静電型は文字通り振動板を静電気の反発で動かすもので振動板を薄くできるのでより細かい音が出せるとされています。 個人的な印象としてはダイナミック型が音楽のマクロ的な動感をうまく表現するのにたいして、静電型は音楽のミクロ的な細部をうまく表現するという感じがします。そういう意味では一長一短という感じですが、そこでその二つのハイブリッド型としてK340が1978年に生まれました。 K340はしばらくしてディスコンにな
据え置きのヘッドホンアンプで注目のPS Audio GCHAが出たと思ったら、ポータブルヘッドホンアンプの方は小型戦争がはじまってました。 ひとつはXinの噂されていた超小型のアンプ(Xin SuperMicro)です。これは単三を1個使用というものですが、なんと5.5Vに内部で昇圧しているようです。これは低インピーダンスモデル限定などというものではなく、どんなヘッドホンでも駆動できるそうです。おそらくDrHead miniとは次元が違います。見かけ以上の高音質を期待できそうです。 http://www.fixup.net/talk/topic.asp?TOPIC_ID=1317 これ興味あるなぁ。。。買う可能性大と見ました(笑)レビュー待ちです。 またもうひとまわり大きい単三を2個使用のもの(Xin SuperMini)もでていますし、従来のSuperMacro3もグレードアップしていま
最近は書くことも多かったので後回しになってしまいましたが、実は少し前にEdition7を購入しました。 Edition7はUltrasone社ヘッドホンの特別モデルで、革張りのイアパッドやハイエンドらしい高性能を持っています。すでに生産と販売を終了していますが、わたしは最後の処分のあたりに再生品などが出回って安くなってから入手しました。 http://www.timelord.co.jp/ULTRASONE/Edition7.html いま所有しているATH L3000やGrado HP-2と比較しつつ少しコメントを書いてみます。アンプはP-1あるいはHD-1L、ソース(CDプレーヤー)は前のAudio AnalogueからLINN Ikemiに切り替わるあたりなので両方使っています。 CDPからのインターコネクトケーブルはAudioQuest PythonとTransparent MLS
男性なら一度は憧れるのが「書斎」。マホガニーやオークなどの天然木を用いた、重厚感のある机に革張りの椅子(いす)、その横には仕事や趣味に関する書籍がずらりと並んだ本棚を据える……など、そこには“男のこだわり”的なイメージがある。 三省堂「大辞林 第二版」によると、「書斎」とは「本を読んだり、書き物をしたり、研究をしたりするための部屋」のこと。今なら読書だけでなく、パソコンを楽しんだり、テレビやオーディオセットを置いてゆったりと映画や音楽を鑑賞するという方が多いだろう。そう、「書斎」イコール「男の多目的ルーム」なのだ(女性読者の皆様には申し訳ないが、ここは一つ“男らしく”言い切ることにする)。 読書や仕事のように静かな行為ならともかく、映画や音楽鑑賞であれば多少は大音量で楽しみたい。ところが、防音仕様の書斎や部屋を持っている方など、音楽家など一部の人を除けばほとんどいないのでは? 昼間ならまだ
2005年9月2日 エゴシステムのコンシューマ向けブランドであるAUDIOTRAKからヘッドフォンアンプ2製品が登場した。1つがポータブルプレーヤやPCのサウンドカードからのアナログ音声を増幅する据え置き型の「DrHEAD HiFi」、もう1つは携帯電話やポータブルオーディオプレーヤなどに接続する小型タイプの「DrHEAD mini」だ。 「DrHEAD HiFi」は16〜600Ωまでのヘッドフォンに対応したモデル。ボディはアルミ製で、カラーはホワイトとレッドをラインナップ。サイズは90(W)×90(D)×20(H)mm、重さ200gのボックス型となっている。この製品の目玉は、何と言ってもOPAMPの交換ができるところ。メインOPAMPとして“OPA2134”を1基、サブOPAMPとして“JRC4580”を2基使用しており、メインOPAMPはソケットに接続するタイプのため、好みのものに変
日々さまざまな製品やサービスがリリースされ、ITがビジネスを革新する可能性 を広げている。話題を集める製品をわかりやすく解説する。
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