ブックマーク / arkanal.blogspot.com (6)

  • 5年前の投稿再掲 政治的除算術(引き算)の醜悪さについて

    ■[社会人]私が集団的営為としての笑い(特に嗤い、哂い)や「祭り」が嫌いな訳 1944年8月19日、連合軍がドイツ軍をフランスシャルトルから追い出すやいなや、市民はフランス全土で同胞が同じ状況で行ったことをした。つまり、敵に援助や慰安を与えた疑いのある地元民をすべて逮捕し、罰として女性の頭を剃った。男性の多くは、銃殺執行隊に射殺された。キャパは、ドイツ兵の赤ん坊を出産し、自分の母親とともに処罰された若いフランス人女性に焦点を当てた。ふたりの女性は町の通りで見せしめにされ、民衆はあざ笑った。 あざ笑った人たちが肖像権を、主張して、「かつてそこにあった事実、表情、シーン」を否認しうるものでしょうか。私はそれには否定的です。 また、今の時代になってみれば、この母娘をせせら笑った人たちはたとえようもなくグロテスクに見えますが、それをその当時非難したところで、顔を真っ赤にしてこう返されるでしょう。

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    arkanal2 2013/02/03
    政治的除算術がいかに人を堕落させるかについて (1) 5年前の投稿の再掲
  • (言語心理学的短縮)加害者無し、黙認者無し………但し死者あり

    (言語心理学的短縮)加害者無し、黙認者無し………但し死者あり 女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記 [単行] 彼女が非常に、良心的で精力的な人物であることは読んでよく判ります。の大方もいわゆる被害者意識をリピートするのではなく、国民意識の中に受容された自衛隊員として自然体な口調で好感を持ちました。 ただし、以下のくだりは、非常に抵抗感があります。 34頁 ここではもう少し、海上自衛隊生活における人間関係について考えてみます。 自衛隊では、「いじめ」があったという例は極めて稀です。何をもって「いじめ」というのか明確な定義もないのですが、実態として、集団生活においてまったくのゼロということはないと思います。あまりにも要領が悪く鈍重な人や、自己中心的で極端に空気が読めない人は、集団の構成員から嫌われたり、辛く当たられたりするのがどこの社会でも普通だからです 山下さん、一般論のあとに

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    arkanal2 2012/12/09
    大津の自殺事件で憤激に満ちたコメントを多数目にする度に思う。この国は、心理カウンセラーの教育を受けた人間ですら、組織の空気の安心立命(あんじんりゅうめい)の御為(おんため)に以下のような戯言を記述する
  • 2012-03-14 小島氏と安田氏

    ■[反芻する言の葉(3世紀)]小島正憲 読後雑感より http://shakaidotai.com/details8021.html 1.「中国・電脳大国の嘘」  安田峰俊著  文藝春秋  12月20日 副題 :「ネット世論に騙されてはいけない」 帯の言葉 :「中国に幻想を抱くな! そんなの全部“嘘八百”!?」 また頼もしく、愉快な若者が登場した。著者の安田峰俊氏は29歳の若者である。安田氏は文中で、かなり加藤嘉一氏を意識して持論を展開しているが、このように若者たちがお互いをライバル視して、競い合う姿を見て、私は頼もしく、ほほえましく、かつうらやましく思う。私は安田氏の前著「中国人の音」を読んだときは、このような感想を抱かなかった。しかし今回の著書では、安田氏自身が若者らしく謙虚に前著を振り返っている。このくだりを読み、私はこの若者のすがすがしさ、素晴らしさを改めて認識することができた

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    arkanal2 2012/10/30
    自己ツィッターで、名指ししないものの揶揄嘲笑する彼の性向。それだけならまだしも、事実とはまったくありえ無いものを巧妙に混ぜて印象付けようとする卑劣漢(ひれつかん)には、対世間的な自己客観視という体験が
  • 2012-02-15 牛鬼蛇神

    ■[じょうはるりの鏡〈2世紀)]牛鬼蛇神 威風と頽唐―中国文化大革命の政治言語 作者: 吉越弘泰 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2005/08 メディア: 単行 クリック: 2回 この商品を含むブログ (2件) を見る 越谷市立図書館開架所蔵 第6章 147頁 政治的他者の見方―陳伯達 「すべての牛鬼蛇神を一掃せよ」 1966年6月1日、「人民日報」は「すべての牛鬼蛇神を一掃せよ」という人々の耳目を聳動する大見出しの社説を掲載した。この「牛鬼蛇神」とは得体の知れぬ化け物たちのことであり、日語では「妖怪変化」と訳されている。 (略) この文章はまずその題名が人々に大きな衝撃を与えたといわれる。文革を中国の伝統的な政治思想・制度との関連で理解しようとする中国社会科学院の王毅は 「人類の歴史において『ファシスト』という言葉を除けば、おそらくこの短い数文字の言葉以上に人を慄然とさせる

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    arkanal2 2012/10/30
    人格的貶めと動物化はただ単なる用語の使い方にとどまるのではなく、人間関係での相互の見方と対応の方式を支配する潜在意識を主導するものとなる。
  • 生活保護に関わる言説の変形・歪曲の一事例

    生活保護に関わる言説の変形・歪曲の一事例 『生活保護3兆円の衝撃』 NHK取材班著 宝島社出版 http://www.amazon.co.jp/NHK%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BF%9D%E8%AD%B73%E5%85%86%E5%86%86%E3%81%AE%E8%A1%9D%E6%92%83-NHK%E5%8F%96%E6%9D%90%E7%8F%AD/dp/4796697136/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1339211320&sr=1-1 前文より 生活保護に支払われるのは、1年で3兆3千億円。国の税収、40兆円あまりの12分の1を占める。月給40万円の家庭に譬(たと)えると、毎月、3万円余りを生活が困難な人たちのために支払っていることにな

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    arkanal2 2012/08/09
    その後、件の人からはブロックされた→NHKの生活保護に関する書籍から、国税収入40兆と生活保護費3兆を月収40万の人が毎月3万円を生活保護に搾取されているという風に元のテキストにも無かったことを拡散発信し
  • 定期的に筆写して反芻する言の葉 (1)

    アレクサンドル・ジノヴィエフ 『余計者の告白 下』 自伝より 元モスクワ大学教授、世界的な論理学者、小説家。1922年、奥ロシアの寒村に生れる。ロシアの農村を根底から変えた「集団化」を体験11歳でモスクワに上京する。貧困と飢餓のなかで学業を続けるが、次第に共産主義社会の矛盾に目覚め、スターリン崇拝に抵抗。そのため放校処分、精神鑑定、ルビャンカ監獄拘留等を受け、以後逃亡生活を送る。やがて身を隠し入隊、第二次大戦中は、空軍パイロットとして名を馳せる。 戦後、「共産主義社会を律する客観法則」の解明をライフワークとし、フルシチョフ政権下、論理学主任教授となる。1976年、諷刺小説『恍惚の高み』(ユーロッパリア賞受賞)を出版、国外追放処分を受け、西ドイツに出国。ミュンヘンに在住していたが2007年死去。著作に、評論『現実としての共産主義』(トクヴィル賞)、小説『カタストロイカ』、詩画集『酔いどれロシ

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    arkanal2 2012/08/09
    私はそれぞれの人間のうちに私と同じような主権国家を認める。それはその人間の社会的地位とか年齢、性別、教育水準には関係しない。人々に対する私の姿勢は、彼らの序列や富や名声、あるいは私にとっての利用度など
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