千葉県我孫子市のJR我孫子駅で流れる常磐線快速の発車メロディーが、市制施行50周年を迎える7月1日の始発から、地元ゆかりの曲に変わる。きっかけは、同市に住む県立東葛飾高校(柏市)2年の織田 涼佑さん(16)による署名活動だった。織田さんは「3年がかりの企画が実を結び、喜びで身が震える」と笑顔を見せる。 (堀場達) 採用されるのは2曲。下りの1番線ホームの「河童音頭」は、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になったが、毎年8月に開かれる「あびこカッパまつり」などで披露される市ゆかりの曲。上りの5番線ホームでは、シンガー・ソングライターの小椋佳さんが作曲した「あびこ市民の歌」が流れる。いずれも織田さんが提案した曲だ。 織田さんは幼少時からの鉄道ファン。発車メロディーが好きで特技のピアノは「発車メロディーを演奏したくて習い始めた」ほど。小学4年の時には常磐線主要駅のメロディーを楽譜に起こし、夏休