東京・品川区の天王洲エリアで、水辺と現代アートを融合させた街づくりが進み、注目を集めている。運河沿いに停泊する小舟を活用した水上ホテルがこのほど誕生し、コレクターから預かった現代アート作品を公開するミュージアムも開業した。昭和の時代はコメの倉庫などが立ち並ぶ物流の拠点だったが、滞在型観光の新たなスポットを目指して脱皮を図ろうとしている。「水辺や現代アートを街の強みにして、天王洲に行きたいと言っ
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2019.03.28 Thu 森ビルの考える都市のこれから。「想像力」と「文化」が、都市をアップデートする 国連によれば、都市部に暮らす人々の数は、2018年の55%から、2050年には68%にまで達すると予測されている。1950年は30%にしか過ぎなかった都市人口は、今後ますます増えていく。人が増えていくということは、そこにビジネスも生まれるということ。今後の都市のあり方は、私たちのビジネスやライフスタイルにとって多大な影響を及ぼす。だからこそ、今、都市を改めて見つめ直し、そのあり方を再構築することが必要だ。 「多様な価値観の人々が都市に集うことで、イノベーションの好循環を起こせる」 こう語るのは、森ビル株式会社でタウンマネジメントを担当する田中亜矢子氏だ。同社が発行する、都市生活を楽しむためのアイデアを提案してゆくメディア『HILLS LIFE』の紙版・ウェブ版の編集や、世界のさまざま
意外と知らない? パブリック・アートの利用ルール美術館やギャラリーではなく、公共空間に設置される芸術作品「パブリック・アート」は、都市を彩るものとして世界各地で取り入れられている。しかしこのパブリック・アートは、これまでたびたび紛争にもなってきた。そこでここでは、今後も増えるであろうパブリック・アートの利用ルールについて、「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が解説する。 文=木村剛大 アニッシュ・カプーア クラウド・ゲート 2004 ミレニアム・パーク(シカゴ) 出典=Kapoor v. National Rifle Association訴状(*1) シカゴのミレニアム・パークを歩くとひときわ目を引く巨大な銀色の彫刻が見える。アニッシュ・カプーアの《クラウド・ゲート》(通称ビーン(豆))という作品で、すっかり公園のシンボルになっている。 このよう
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