パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で撮影したさまざまな錠剤(2009年11月4日撮影、本文とは関係ありません)AFP/MOHAMMED ABED 【6月6日 AFP】最も致死性の高い皮膚がんであるメラノーマ(悪性黒色腫)患者の生存期間が、2つの新たな治療法により延長したとの臨床結果が、5日の第47回米国臨床腫瘍(しゅよう)学会(American Society of Clinical Oncology、ASCO)で発表された。 スイスのロシュ(Roche)が開発した経口治療薬「Vemurafenib」は、メラノーマ形成で重要な役割をするプロテインの製造を阻止する効果を持つ。675人を対象とした臨床試験を行った結果、この治療薬を利用した患者は、死亡する可能性が、化学療法を受ける患者よりも63%低くなったという。 また、病状が進行するリスクは、化学療法と比較して74%減少した。副