「中学校の部活動、ブラック企業の元凶?」なんて記事がある。 ネット民はスポーツが大の苦手でかつ一致団結大嫌いだからすぐ「部活は廃止せよ」とか言い出すが、何事につけ子供は食わず嫌いなものなので渋々取り組んだら面白かったという事はままある。色々なスポーツをやってみる機会が貧富や親の意欲に関わらず皆にあるのは素晴らしい事だ。 んで、実は「中学の先公ってのは無能な働き者だから放っておくと部活指導に熱を入れ過ぎてまずい事になる」という事を、何と敗戦直後から文部省の官僚たちは既に見抜いていて、1960年代半ばまでは抜け目なくここに対する対策が取られていたんですね。それを崩したのはスター選手育成を求める国民の熱い声であり民意。この辺の経緯は「ブルマーの謎: 〈女子の身体〉と戦後日本」に詳しい。意外な良書だ。 何が言いたいかというと、部活動暗黒面の元凶である勝利至上主義と精神主義を教育の場から排除し、民主