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大阪府と大阪・堺両政令市を再編する大阪都構想実現に向けた3者の協議会を巡り、堺市の竹山修身市長は3日、松井一郎知事と橋下徹・大阪市長と府庁で会談し、参加に必要な条例案の2月市議会への提出を見送ることを正式表明した。 都構想から、堺市は事実上、離脱する。 会談で、竹山市長は「今の(政令市)制度でやっていくのがよい」とし、「堺市は政令市になって6年目で、もっと権限と財源を使って発展したい。納得できない条例案を議会に提出はできない」と説明した。 これに対し、橋下市長は昨年11月の府知事選で松井知事が当選したことを踏まえ、「都構想を進めていこうという堺市民の民意を無視していいのか」と協議への参加を呼びかけたが、物別れに終わった。
統一地方選で大阪維新の会(維新)が大勝したことを受け、堺市の竹山修身市長は11日、取材陣に対し「大阪の大震災だ。府民のマグマが爆発したんじゃないか、プレートがずれたという大きな衝撃だったと思う」と述べた。この発言について、竹山市長はその後、「東日本大震災で被害を受けた方々が多くおられる中、配慮に欠いた発言だった。撤回したい」という文書を出した。 竹山市長はこの日取材陣に対し、選挙について「(大阪維新の会を率いる)橋下徹知事のパワーが炸裂(さくれつ)した」と分析。今後の影響について「府と大阪市の二重行政解消、ワン大阪実現に一歩前進した」と一定の評価をした。 一方、大阪都構想に盛られた堺市分割論については、「維新の候補者の中でも(堺市分割については)ニュアンスが異なる部分があると思う。今後市民と十分議論をしていきたい」と語った。
橋下知事 大阪都構想を白紙へ 4月11日 13時50分 10日に投票が行われた統一地方選挙の前半戦の結果を受けて、地域政党「大阪維新の会」の代表を務める大阪府の橋下知事は、大阪都構想の実現に向けて構想をいったん白紙の状態にしてほかの政党に協議を持ちかけていく考えを示しました。 統一地方選挙の前半戦で、大阪維新の会は、大阪府議会議員選挙で目標に掲げていた過半数を獲得し、大阪府議会と大阪市議会それに堺市議会の3つの議会でいずれも第一党となりましたが、大阪市議会では目標の過半数には届きませんでした。一夜明けて、橋下知事は記者団に対し、「大阪の将来像について市民、府民の皆さんにどれだけ関心をもって考えてもらえるかだけを考えていたが、投票率を見るかぎり、政治的なメッセージが弱かった。それに尽きる」と述べました。そのうえで橋下知事は、大阪都構想の実現に向けた協議について「府議会は過半数、市議会は過半数
統一地方選の結果を受けて取材に応じる橋下知事=11日午前、大阪市中央区、伊藤恵里奈撮影 大阪府の橋下徹知事は11日、自らが代表の地域政党「大阪維新の会」が大阪府議会で過半数を獲得するなど躍進したことを受けて、「大阪都構想」を進めるため、過半数に達しなかった大阪市議会で他党との連携を目指す方針を表明した。都構想について「いったん白紙」と述べるなど、協力を得るには修正もありうるという考えを示した。 大阪府庁で報道陣に語った。知事は第1党に躍進しながらも過半数には届かなかった大阪市議選について「敗北」と表現。「負けたという前提で、大阪都構想の名称も含め、他党と話し合いたい」と述べ、都構想の名称や内容の修正も含めて他の党と話し合い、協力を求める考えを語った。 知事は都構想について、これまで(1)大阪市を特別区に分割し、区長公選制を導入すること(2)府と市の役割分担をして広域行政の指揮官を一本
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