表1を見て分かるように、産業の小分類で「情報処理・提供サービス業」は増加率の高いリストで11位にランクインしており、2005年には23万人になった。5年前より18.6%増加している。ただしこちらは勤め先となる企業の分類なので、ITエンジニアの数を示しているとはいえない。 ITエンジニアの数を見るなら職業の小分類だろう。システムエンジニアとプログラマの合計となる「情報処理技術者」は、表2を見て分かるように、増加率の高いリストで17位にランクインしている。実数では2005年には85万人、5年前と比べて1割弱増加した。 国勢調査を見る限りでは、情報処理系の就業者数は増えている。だが新卒に人気があるか、増加の勢いとして足りているか、需要を満たしているか、など考えると心もとない。 ■非情報処理系企業でITエンジニアを 情報処理技術者の増加分がそのまま新卒の進路数とは断定できない。とはいえ、新卒や若い