(楽天内ひょうたん書店通販ページ) 表題だけで紹介としては充分な気もしますが一応。 舞台は19世紀の中央アジア。とある氏族の跡継ぎである12歳のカルルクの元に、遠い村から20歳の花嫁、アミルがやってくる、というあらすじ。 シルクロードの草原に暮らす部族の生活と、若い夫とその妻との仲むつまじい新婚生活。そしてアミルの生まれた家族との間に起こる、なにやら不穏な空気と。 これらを軸に描かれるドラマとなっております。 前作「エマ」でもそうでしたが、著者自身の好きなもの、描きたいものがこれでもかと詰め込まれた作品。 描こうというだけで手間のかかりそうな民族衣装に、少数民族独特の装飾がほどこされた調度品。遊牧民族の駆る馬に、追い立てられる羊の群れ。 まずは絵として、この描写に圧倒されますな。1話目の、弓を持ちこれから狩に出ようというアミルの全身図のかっこよさったらないのだ。 また、物語は「