クーデターに抗議する人々への弾圧が続くミャンマーで、国軍はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で若者に影響力のある「インフルエンサー」や芸能人を次々に指名手配し、拘束を試みている。危険分子とみなす著名人に圧力をかけることで、国軍は抗議拡大を抑え込もうとしている模様だ。 地元メディアによると、「国を脅かすニュースを流布した」などとして指名手配されたのは6日までに約100人に上る。国営メディアは対象者の名前、顔写真に加え居住エリアまで報道する徹底ぶりだ。 人気女優のメイトーカインさんもその一人。ツイッターでは2日、報道された自身の指名手配画像を添付してこう述べた。「自分のネットワークを使って真実を話すという市民としての仕事をしただけで逮捕状が出ました。私はこれ以上報告ができなくなりましたが、勝利するまで皆さんはミャンマーのニュースに注目してください」