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ブックマーク / zerobase.medium.com (5)

  • あるソフトウェア工学者の失敗 日本の IT は何故弱いか(林晋 京都大学文学研究科)

    感動的な名文。数学研究からソフトウェアの形式的検証を経てUMLやアジャイルへ。そして社会学へ。ソフトウェアを数学の問題と考える立場から、人間の問題、そして社会の問題と考えるようになるまでの歩み。それは筆者自身が研究者、そして教育者として挫折し続けてきた道のりでもあった。日ソフトウェア史を自分史に重ねる語りは、最後にあまりにも巨大な問題への絶望と、わずかな希望によって締めくくられる。自身の数十年のキャリアをあえて「失敗」として語るその自分語りは、気高く感動的ですらある。 あるソフトウェア工学者の失敗 日IT は何故弱いか(林晋 京都大学文学研究科) (2015?)

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    asyst 2017/08/28
  • プログラミング言語の選択とソフトウェア企業の競争優位性に関する本当のところ Smalltalk, Clojure, Lisp

    SmalltalkSmalltalker の給料が一見高く見えますが、そうではなくて、このグラフが示してるのはSmalltalkerの高齢化です。いっときSmalltalkをやっていた、ぼくの実感にも合います。 Smalltalkは、ある世代とともに消えゆく運命にあると言わざるを得ません。限界集落ならぬ限界言語。細々と伝統芸能的にでも継承していければいいんだけど。プログラミング言語も話者が絶えれば、人類から失われます。 Smalltalkは「オブジェクト思考」というか「メッセージ思考」を身に付けるために、「教養」として多くのプログラマーが学ぶべき言語だと思います。〔注:この段落の「思考」は ‘thinking’ であり、「指向」の誤りではありません。〕 Smalltalkという言語がソフトウェア産業にできる貢献は、まだしばらく続くでしょう。実際のプロジェクトで使わないにしても。 したがって

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    asyst 2017/03/25
  • 日本人の低すぎる生産性と、IT打ち壊し百姓一揆

    生産性の低すぎる日社会デービッド・アトキンソン著『新・所得倍増論』を読んだ。日社会は世界トップクラスの質の労働者を抱えながら、「一人当たりGDP」や「時間当たり生産性」 において極めて低い水準にあるという。その結果、先進国で最も貧しい国になっている。(いずれもデータに基づく議論なので、関心のある人はを読んで確認してほしい。) そのような現状分析からの政策提言として、「政府がGPIF(公的年金ファンド)を通じて上場企業に『時価総額を上げろ』というプレッシャーをかけるべきだ」と書かれている。 曰く、日の上場企業経営者は、国際水準ではまったくの無能であり、利益を出せていない(「3時に閉まる銀行」という例が何度も登場する)、無能な経営者を交代させることでしか生産性の向上はない、女性の活躍もないという論旨だ。 同様の提言は他の識者からもなされている。藤野英人著『ヤンキーの虎』では「5年平均で

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    asyst 2016/12/30
  • AI奴隷制の倫理的問題と、人型規制という解決策

    AI人工知能)とベーシックインカム(無条件に政府から与えられる基礎収入)によって人類が労働から解放される「奴隷制2.0」の社会は、奴隷制1.0を廃止させた「普遍的人権の倫理的要請」をクリアしている。 奴隷制1.0は、「やっぱ同じ人間をモノ扱いするのはマズいっしょ」という人類の博愛主義によって崩壊した。 奴隷制2.0は人間ではなくモノに働かせるんだから問題なさそうに見える。しかし、当にそうだろうか。汎用AIに対して尊厳を認めようとする脱人間中心主義的な政治運動が出てくるのは不可避である。現代における捕鯨反対運動のようなものとして、それは展開されうる。 人間は、自らの似姿、つまり人間に似てるモノを、人間の概念に組み入れてきた。そもそも欧州人にとって、アフリカ人などは最初は「人間かどうか」と議論されるようなものだったわけだし、何を持って「人間」と考えるかの境界は決して自明ではなかったし、今後

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    asyst 2016/08/18
  • project-itoh.comの使いにくさと設計ミス

    http://project-itoh.com/ 〔註:すでにサイトはリニューアルしており、この記事の内容を現物で確認することはできません〕 今時めずらしいほどヒドイUI設計を見かけました。こういうものが蔓延しないよう、警鐘として、啓蒙的な文章を書くことにしました。 UIデザインの訓練をしていない人は、「なぜ使いにくいのか」を説明出来ないものですし、そもそも「使いにくさ」に気づかないものです。使いにくいものを無自覚に、つまり「使いにくい」と思わずに使っていたりします。 プロならひと目なのですが、素人向けに、この文章では細かく「使いにくさ」について説明します。 第1セクション:キービジュアルとインストラクション Project Itohの画面キャプチャ:”scrool down”というインストラクション部分を強調したものこのウェブページを開いた直後、初期状態です。ここでページのインタラクショ

    project-itoh.comの使いにくさと設計ミス
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    asyst 2014/12/19
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