この問題については以前に本格的に調べてみたことがあります。 誰か偉い先生が言っていたとか書いていたということではないのですが、明治初期の日本ではドイツ語が幅を利かせていたようで、ドイツ語ではたとえば「クロマトグラフィー」のように語尾を延ばして発音しますが、英語では「クロマトグラフィ」という感じになります。明治初期にドイツから日本に入ってきた学問は医学や化学などで、これらの学問分野の用語は現在でも語尾に長音記号を付けるのが普通です。 一方電気・電子分野は戦後になって大きく発展し、主に英語を通じて日本に伝えられたもので、英語の発音ではたとえばCOMPUTERは「コンピュータ」となり、「コンピューター」と語尾を延ばすことはありません。「センサー」も実際には「センサ」という感じの発音になります。「エレベータ」や「エスカレータ」などもそうですが、日本ではドイツ語の影響で語尾を延ばす習慣が長く続いたた