成城署を出る対馬悠介容疑者(c)朝日新聞社 事件直後の駅構内(c)朝日新聞社 東京都内の小田急線車内で乗客10人を刺傷し、殺人未遂容疑で逮捕された対馬悠介容疑者(36)。事件後、「勝ち組と思われる女性を見ると、殺したくなった」などと話し、重症を負わせた20代女子学生に対して「勝ち組の典型にみえた」と供述したことが報じられた。社会学者の上野千鶴子さんは、女性嫌悪の「ミソジニー」が事件の背景に潜んでいると指摘する。対馬容疑者の言動から垣間見える事件の本質を上野さんに語ってもらった。 【写真】「けが人を搬送します」事件直後、騒然となる駅構内の様子 * * * 8月6日夜、事件発生直後の速報では、最初に狙われた被害者が女性であることをはっきり報じていなかったのを覚えています。電車の中で複数の乗客が男に刺されたとして、無差別刺傷事件をうかがわせる内容だったと記憶しています。プライバシーに配慮し
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