災害が起きたら いざ災害が起きると、障害のある人は避難や情報を得るのが難しく、取り残されやすくなります。 以下は、支援する周りの人たちに向けた呼びかけです。まずは障害のある人が近くで困っていないか確認してください。どう対応していいか分からないときは、自分で判断せず、本人や家族に聞いてみてください。障害のある人とともに助かるために、一緒に相談しながら支援方法を考えてください。 テキストデータ(CSV) PDFのダウンロードはこちら
今回、報告するのはTBSラジオ・崎山敏也氏の実践である。彼は記者であり、同社の過去音源など、アーカイブの整備も兼務している。その立場を生かして、過去のニュース音源を活用した番組の制作や番組内での解説を手がけてきた。アーカイブのラジオ活用のケースはさまざまあるが、長年、ジャーナリズムの現場での実践にこだわってきた人物は少ない。 崎山の実践には、狙いが2つある。 1つは、社会的出来事は時間がたつと、特定のイメージを帯びて人々の記憶の中に固定化する。一般的に、固定化の過程で、出来事本来の複雑な実情は削り落とされる。そこでアーカイブ音源を使って「記憶の固まり」を解きほぐし、複雑さを取り戻すことで、いまの時代において出来事を検討しやすくすることだ。 もう1つは、社会的出来事に対して思い込み(特定のイメージ)を植えつけ、人々に記憶させることにメディアは加担する場合があり、その深刻さに気づくことである。
若い女性の減少率を分析した最新のデータが、衝撃を与えています。 2050年までに若年女性の人口が半数以下になる自治体は、全国744に上るとされ、そうした地域では人口が急減し、最終的に消滅する可能性があるという推計が4月に発表されたのです。 (「人口戦略会議」より) なぜ地方から女性が消えていくのか?地方を去った女性たちに本音を聞いてみると… 「そもそも働く場所がないんです」 「『女性は嫁としてもらわれて家庭を持ってやっと一人前になる』と言われた」 「国の“人口減少対策”では私たちの声が聞かれていない」 このテーマ、皆さんはどう考えますか?意見・感想や体験談をお寄せください。 (クローズアップ現代 取材班) 744自治体が“消滅可能性” 女性の流出が止まらない 民間の有識者グループ「人口戦略会議」が公開した分析結果です。全国744の自治体が「最終的には消滅する可能性がある」としています。 消
がんの治療法をめぐって深い後悔を抱えるケースが相次いでいます。 中には、“最先端”だと信じて大金を投じた治療法が、がんが全身に転移してはじめて“科学的根拠が乏しい”と知ったケースも。 自分や家族ががんと診断されたときに知っておくべき心構えや、治療法を調べる際の注意点について取材しました。 標準治療 先進医療 自由診療 違いは? 最先端に見えるがんの治療に大金を投じ、深い後悔を抱える当事者たちの声を前編の記事でお伝えしました。 <前編の記事> がん治療めぐり後悔する患者・家族 1500万円払い最悪の事態に陥った当事者も 新しい治療が次々と出てくる中で、どの情報を信じたらいいのか、悩みを深める患者は少なくありません。 国立がん研究センターでがんの情報発信を行う若尾文彦医師が知ってほしいと語るのが、こちらのチャートです。 国立がん研究センター 若尾文彦医師 「がんの治療は大きく分けると、効果と安
がんは医療技術の進歩などにより、入院ではなく、通院での治療が一般的になってきました。 ところがいま、在宅で治療を続ける人たちから「情報がいっぱいあり、どれを信頼してよいのかわからない」という悩みや不安の声が相次いでいます。 中には最先端の治療だと信じ大金を投じたにも関わらず、悔やみ続けるケースや、最悪の事態に陥ってしまったケースも…。 手術は成功したのに…命を絶った母 先月、がんの治療を終えた母親がみずから命を絶った40代の女性です。 8年前、母親は初期の乳がんと判明。 手術は成功し、その後、症状は落ち着いていました。 女性の母親 1人暮らしだった母親は、がんの再発を防ぎたいと、さまざまな製品を購入していました。 この日も、取材をしていると、亡くなった母のスマートフォンに着信が。 電話をかけてきた人物
地下鉄サリン事件の遺族、高橋シズヱさんです。死刑囚の最期を知りたいと、今も法務省に対して情報の開示を求めています。 地下鉄サリン事件 遺族 高橋シズヱさん 「死刑執行に関する情報を開示するよう要望します。」 高橋シズヱさん 「そこで何が起こったのかということは、開示されて当然だと思っています。しつこくこれからも言っていきたいと思っています。」 死刑執行のそのとき、何があったのか。ある死刑囚の執行に立ち会った人物の証言を得ることができました。 (取材メモより) 執行に立ち会った人物 「実は俺、死刑執行に立ち会ったんだよ。その死刑囚は別の部屋にいて、それから連れられてくるんだよ。両手をもたれて(拘置所)所長の前に立たされると、『あなたに対して死刑の執行をします』、大臣の命令書が読まれるんだ。その段階では本人は死刑と分かっているんだけど、やっぱりいざそう言われると腰を抜かして立てなくなる死刑囚も
川口市にいるクルド人の多くは、中東・トルコの出身です。分離独立を求めるクルド人組織とトルコ政府との対立が激しくなった1990年代から「母国では迫害される」などと訴えて、日本にも難民としての保護を求めて来る人が増えました。 およそ15年で、日本で難民申請したトルコ国籍の人は9700人以上(法務省資料から一橋大学 橋本直子准教授算出)。その多くがクルド人とみられていますが、認定されたのは1人です。 現行の法律では、難民申請が認められず、退去が確定した外国人は、原則として退去まで、施設に収容されることになっています。 しかし近年、新型コロナの感染対策として収容所の密をさけるためや、人道的な観点から、施設の外で生活する「仮放免」の人たちが増加しているのです。 支援団体によると、難民申請を行うクルド人の多くは観光ビザで日本に入国。川口市周辺で暮らす知人などのつてを頼って、集まってくるといいます。 国
東日本大震災の発生直後に、凄惨な被害を撮影したNHK仙台の報道ヘリ。搭乗した鉾井カメラマンと小嶋カメラマンの体験を、3月に「取材ノート」に掲載したところ、多くのメッセージをいただきました。 ネットでは報道ヘリについて厳しい意見を目にすることもあり、正直、記事を書く前は賛否が分かれると思っていました。しかし報道ヘリの役割について考えるきっかけになったというコメントが多く寄せられ、撮影した2人に届けさせていただきました。コメントを送っていただいた方、記事を読んでいただいた方に、改めて感謝申し上げます。 さて、記事にはたくさんの質問も寄せられました。 「報道ヘリって救助の妨げになっているのでは?」 「救助を求めている人の様子をテレビで伝えて、それで終わりなの?」 「NHKの報道ヘリ態勢ってどうなっているの?」 確かに、災害報道の際「報道のヘリの音で、現場で救助を求める人の声が聞こえなくなるのでは
ふるさと納税を利用した人は去年740万人余り、自治体に寄付された総額も、昨年度8300億円余りで、いずれもこれまでで最も多くなりました。 総務省によりますと、去年1年間にふるさと納税を利用して住民税の控除を受けた人は740万8000人でした。 これまで最も多かったおととしに比べて176万人余り増えていて過去最多を更新しました。 また、ふるさと納税で全国の自治体に寄付された額は、昨年度8302億4000万円と、前の年度をおよそ1600億円上回り、こちらも過去最高を更新しました。 寄付額が最も多かった自治体は、 ▽北海道紋別市で152億9700万円、次いで ▽宮崎県都城市が146億1600万円、 ▽北海道根室市が146億500万円、 ▽北海道白糠町が125億2200万円、 ▽大阪 泉佐野市が、113億4700万円でした。 北海道紋別市は、特産のカニやホタテなどの海産物が、宮崎県都城市は宮崎牛や
"残虐な事件を、思い出したくないけれど、忘れてほしくない" あるご遺族が語ってくださった言葉です。 19人の方々を知る人たちが語ってくださった思い出のかけらを集めて、 確かに生きてきた「19のいのち」の証しを、少しずつここに刻んでいきたいと思っています。 2016年(平成28年)7月26日未明、神奈川県相模原市緑区にある知的障害者施設、 「津久井やまゆり園」で入所者など45人が次々に刃物で刺された殺傷事件。 入所者19人が死亡、職員2人を含む26人が重軽傷を負った。 事件の動機について、逮捕された元職員は「障害者はいなくなればいい」などと、 障害者の存在そのものを否定する供述をした。 あの日、19人の命が奪われました。 それから5年の月日を経てこの夏、犠牲となった7人の名前が 遺族によって慰霊碑に刻まれました。 障害があるだけで「生きている価値がない」「不幸をつくる」そう決めつけられ、 理
このごろ「なるほどですね」と相づちを打つ人がいますが、何かしっくりこない感じがします。 「なるほどですね」は、特に最近になって頻繁に使われているようです。ただし違和感を覚える人も多く、少なくとも現時点では、放送ではあまり使わないほうがよいでしょう。 まず、「なるほど」という相づちは、「自分は今まで知らなかったが、あなたの言っていることには納得できる」といった気持ちを表すときに使われます。ただし、国語辞典の中には「目上の人には用いない」と明記してあるものもあります(例えば『新明解国語辞典(第六版)』三省堂)。目上の人が発言した内容に対して、そもそもこのような「評価」を下すこと自体が失礼であるという考えがあるからです。 一方で、この「なるほど」は同年輩どうし(いわゆる「タメグチ」の間柄)の会話ではよく用いられています。これを目上の人にも使えるように作り変えたものが、「なるほどですね」です。この
笑ってしまった。 合格でも変だが、「不合格」を碑にした人がいるとは。 いったいなぜこんなことをしたのか。 「松井元哉さん」にどうしても会いたい。私は、それまで職場には戻らないと宣言し、取材を始めた。 2023年7月6日「おばんですいわて」で放送 人気のない場所にぽつん インターネットの情報を頼りに、まずは現場へ。 岩手県南部、一関市の中心部から車で20分。人気のない道路脇の林の陰に、それはあった。 高さは1メートル、厚さは2センチほどで、ずいぶんスマートだ。 「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地」。 間違いない。黒地に、白い文字が目立つ。これを素直に信じれば、松井さんという人が、ここで、医師国家試験の不合格の知らせを受け取った、ということになる。 石碑は人気のない道路脇に建っていた 写真を撮っていると、林からガサガサと音がした。 まさか、松井さんにいきなり遭遇!? 石碑の
NHK広島放送局では、被爆75年のプロジェクトとして、原爆投下・終戦の年(1945年)の日記をもとに、当時の社会状況や人々の暮らしを、「シュン」「やすこ」「一郎」の3つのTwitterアカウントで発信してきました。ここでは、3人の日記には記されていない「空白」をさまざまな証言や情報で埋め、多角的に広島を描きます。 原爆は、国籍や民族の区別なく、あらゆる人々を襲いました。当時の広島市は日本有数の軍都。市内には、朝鮮半島から来た多くの人々をはじめ、台湾や中国大陸から来た人たち、ドイツ人神父、亡命していたロシア人家族などが住み、原爆の犠牲になりました。 このブログでは、広島で被爆した朝鮮半島出身の人々や、東南アジアからの留学生、アメリカ兵捕虜についてお伝えします。 被爆した男性 李鐘根(イ・ジョングン)さん 1910年の韓国併合によって日本による統治が始まった後、働き口を求めて日本本土に移住する
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