「『松下電器産業の大坪』と紹介される、最後の機会と思って出席しました」 9月16日、都内で行われた白物家電についての説明会で、松下電器産業社長の大坪文雄氏はそうあいさつした。松下電器産業はこれまで白物家電を「ナショナル」ブランドで展開してきたが、10月1日より、同社の製品をすべて「パナソニック」ブランドで統一する。 「これまで、松下・パナソニック・ナショナルで分散していた価値を1つに結集したい」(大坪社長) 10月1日付けで社名もパナソニックに変更する。グループ企業でも「松下」が入っている場合は「パナソニック」名に変更、例えば松下電工は「パナソニック電工」になる。 →「断腸の思いもあるが」――松下が「パナソニック」に社名変更 →松下電工は「パナソニック電工」に 「ナショナル」も切り替え 10月1日のブランド変更に合わせて発表した新製品は、エアコン「CS-X」シリーズ、冷蔵庫「NR-3Tシリ