俺にとっちゃあニンジャガってのはゲーム業界きってのロックスターでありトリックスターである板垣先生の作品なわけよ。なによりもまず。テクモじゃなくて板垣先生のアルバム。殊に『〜2』は発売直前にもかかわらず古巣のレーベル・テクモにド派手な三行半を突きつけたというエピソードで、ゲームの内容を云々する前にそれが生み出された状況そのものがロックだった。あのニュースを聞いたとき俺の脳内には、ゴツいアメリカン・チョッパーに跨りマッドマックスが持ってたみたいな銃身と銃床を切り詰めた水平二連型ショットガンを撃ちまくりながら社長室のドアをぶち破って登場する板垣先生の姿が生き生きと再生されたもんだ。BGMはステッペンウルフの「ワイルドで行こう」。俺の貧弱なロック知識を反映してイントロ直後にサビがくるスペシャルREMIXだ。唖然とする社長の眉間にショットガンを突きつけ、キメ台詞は「ゲームオーバー(ニヤリ)」。もう速