ベテランや専門家を“デジタル化”し、超高速・低遅延の5Gで現場に送る――。建設・医療・工場・警備など、熟練のスキルが必要な「シリアス」な領域で、5Gを活用したデジタル革命が始まっている。 中国・上海――。ハンドルを握るドライバーが運転しているのは、30kmも離れた場所にある自動車だ。 6月28日~7月1日に開催された移動通信分野の国際イベント「Mobile World Congress Shanghai 2017」で、とりわけ多くの来場者の関心を集めていた展示が、中国移動通信とファーウェイ、現地自動車メーカーの上海汽車が共同出展した5Gによる遠隔ドライブのデモだ。 来場者は、3面のHDディスプレイに表示されたリアルタイム映像を見ながら、時速30~40kmで遠隔運転できる。振動が一切なく、加速感を感じられない点などに若干の違和感はあるものの、実際に自動車に乗って運転するのと、ほぼ変わらない感
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