イギリスで行われた地方選挙などで、移民対策の強化を掲げる右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が躍進しました。与党・労働党と最大野党・保守党への不満を抱く幅広い層の受け皿となった形で、地元メディアは2大政党制の転換点になり得ると伝えています。 イギリスのイングランドでは1日、議会下院の補欠選挙や24の自治体の議会選挙などが行われ、去年7月に政権交代を果たした労働党のスターマー政権に対する初の審判の場として注目されました。 開票作業は2日夜に終わり、下院の補欠選挙で右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が労働党に競り勝ったほか、自治体の議会選挙でも「リフォームUK」が10の自治体で過半数の議席を獲得するなど躍進しました。 一方、労働党と最大野党・保守党はともに議席数を大幅に減らし、過半数を占めた自治体はありませんでした。 「リフォームUK」のファラージ党首はかつてEU=ヨーロッパ連合からの離
