メキシコ初の女性大統領に決まったクラウディア・シェインバウム Photo: Manuel Velasquez / Getty Images 国民が望んだ「継続」 6月2日におこなわれたメキシコ大統領選挙では、気候科学者で元メキシコシティ市長のクラウディア・シェインバウムが2位の候補に30ポイント以上の差をつけて圧勝し、同国初の女性大統領に内定した。 劇的な勝利の背景には、シェインバウムを事実上の後継者として退任する現職、アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール大統領の人気の高さがある。 英紙「ガーディアン」は、ロペスオブラドール政権を「貧困層を支援する」政権と評価している。彼は最低賃金を2倍に引き上げ、年金を拡充し、労働組合への加入を容易にするなど、労働者階級に支持される政策を実施した。メキシコの政治アナリスト、カルロス・ブラボー・レヒドールは、「メキシコ国民の大半は、ロペスオブラドールが
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