欧州視察に出たザッケローニ監督は、マジョルカの家長昭博に「もっと試合に出て、頑張って欲しい」と言い、試合出場が少ないケルンの槙野智章に対しては「絶対に出られないレベルじゃない。いつか絶対にチャンスが来るから油断しないように」と言葉をかけた アルベルト・ザッケローニが2週間の欧州視察を終えて日本に戻ってきた。 指揮官が自分の目でチェックしてきたのは香川真司、槙野智章の現代表メンバーにとどまらず、最近代表に招集していない森本貴幸、乾貴士、家長昭博たちであった。 森本らを視察したのは何も11月に行なわれるタジキスタン、北朝鮮戦のアウェー2連戦での招集と直接つながるものではない。今後を見据えて「俺は変わらず君を見ている」というメッセージを送る意味もあれば、チームでの活動に専念している彼らの“その後”を把握する目的もあっただろう。森本たちはあらためてザッケローニから「見られている」ことを強く意識した
![ザック流の“マネジメント”とは?日本代表に漂う独特の緊張感の正体。(二宮寿朗)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0348e8a0c7ebaa327728b2e677036d514d144e5c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F1%2F-%2Fimg_0151737b73bdd9ab4ea4ad307fcbd525341141.jpg)