プロジェクト管理のための知識体系としてのPMBOK(Project Management Body of Knowledge)には、プロジェクト遂行上、管理すべき9つの知識エリア(統合、スコープ、タイム、コスト、品質、人的資源、コミュニケーション、リスク、調達)がまとめられています。 本連載では、その中でも重要性の高い、原価(コスト)管理に関して、会計的な視点も踏まえた上でPMBOK準拠であるOBPMを利用しての実運用を含めて説明をしていきます。 原価管理の目的 企業が経済活動を行う上で管理すべき要素の筆頭として「売上」「原価」「利益」が挙げられますが、その3要素の間には、 売上-原価=利益 という式が成り立ちます。この式の重要性は、誰もが納得するところだと思います。 この式から見ると、利益を上げるためには、「売上を上げる」or 「原価を下げる」の2つの方法があります。 売上は顧客との折衝
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